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子供が怖くなってしまった

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有り難し有り難し 6

私には姪っ子がいます。
赤ちゃんの時から、その子とことが何となく好きではありませんでした。
(冷たい顔立ちが、子供の頃意地悪だった兄に似ていて、嫌だなと思うのも理由の一つです)

姪っ子が3歳になる前の頃。
私の母が、私に物を渡そうとしたら
姪っ子とすぐに奪って行ってしまいました。

姪っ子は、自分が気に入った物は
なかなか返してくれない頑固な面があります。

私が真剣に何度も「ちょーだい」と言ったので
不本意な様子で、投げて渡してきました。

私は、その態度が受け入れられず
本当はすぐ届く距離にあるのに、もう一度
「ちょーだい」と言って 手を差し出しました。

すると、すぐに来てくれましたが
今度は足を使って渡してきました。

私は怒りが込み上げましたが
横にいた母に、足で渡された…と告げ口する事しかできませんでした。

私の差し出した手が床に近かった事や、
足で渡しつつも、私が取りやすいように
2度そっと近づけた事も考えて、
姪っ子にきっと悪気はないと思います。

でも、足で渡すことが失礼だと分かってやっていたとしたら、許せません。

白黒はっきりする事も出来ず
あれから一年半ほど経ちました。

姪っ子と会う機会があれば、その時は親戚皆んなで遊んだりします。
姪っ子は、私に対して 他の大人と同じ様に接してきます。

でも私は、姪っ子だけではなく
仕事で時折子供と接する度に
心と体が緊張し
嫌悪感を抱いてしまうようになりました。

それまでは、子供を見て可愛いなと思う事もあったので、
こんな自分になってしまって悲しいです。

何故ここまで、あの時の出来事が引っかかっているのか、自分だけでは解決できません。
何か御言葉を頂けたら、有り難いです。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

みんな、歩いてきた姿なのです。

ちさとさん、こんにちは。

行儀の悪い姪っ子が嫌いなのですね。
そうです。幼児はまだまだ人という動物の子です。これから一つ一つ社会ルールを覚えて、人間になるのです。
私たちも、同じ道を歩んできたのです。ちさとさんも私も忘れいているだけです。小さな子供を見て、自分も子供の時はこうやって迷惑をかけてきたんだと思い、そして、そういう思いができる自分は、親が社会が苦労して育ててきてくれたんだなと感謝しなければなりません。まだまだ嫌いなのは、人の苦労をわかる社会人になっていないのです。そういう意味ではまだ子供の考えなのです。

ちさとさんも、もうすぐ結婚して子供を授かり、はじめて親の苦労がわかります。私もわかっているつもりでしたが、育てているとこんな苦労もあるんだと、亡くなった親の有難さに感謝せずにはおられません。

ことわざに、「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」という句があります。そして続きがあり「来た道 行く道 二人旅 これから通る今日の道 通り直しのできぬ道」とあります。
 自分の人生は未来にも過去にもつながっていて、それを私たちは歩いているのです。

ちさとさんの思いは、間違えではありません。一度はそう思うもの。そして、それにはまだまだ未来に答えがあるはずです。それまでは心にしまって人生を前向きに生きましょう。答えにぶつかる時が来ます。

合掌

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質問者からのお礼

ご丁寧なお返事頂けて、嬉しいです。
ことわざ、心に沁みました。

確かに。私の方も子供だったのですね…!

少しずつ大人になっていこうと思います。
有難うございました。

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