前向きになりたいです
幼少期に階段から転がり落ちてしまったり、大病を患ったり、交通事故に合いかけたりと、何度か死ぬ思いをしては、しぶとく生き残ってきました。
特に病気で病院に担ぎ込まれた時は意識がなかったので、ぼんやりと一人で考えを巡らせている時に、
ふと、あの苦しみもなく寝ていたときに、なぜ死ねなかったのだろう、
苦しみも痛みもなく死ねて、今悩むことなんかないんじゃないかと思うと無性に虚しくなることがたまにあります。
当時の話を親族で集まった折などに思い出話の体でされる度に心配をかけたことを申し訳なく思い、
うまいこと死ねればよかったのにと思うことさえ良くないとは考えるのですが、
散々な思いをさせた家族に特に恩返しが出来るわけもなく、むしろ恋人も出来ず、
好きな仕事とはいえ低給なため、毎月カツカツで貯金も出来ず一人生きており、相変わらず心配させっきりで心苦しいです。
また、昨年父方の祖母が亡くなったことをきっかけに、祖父や母方の祖父母は元気なのですが、一緒にいられる時間はそう長くない事を実感し、何1つ成長出来ている姿を見せられない自分にどうしたらよいかと焦るばかりです。
どうにかして環境を変えようと転職などに取り組んではいますが、先が見えずに不安です。
死にたいなどとは思いませんが焦燥感だけが募ってしんどいです。
前向きにと言う言葉は不自然かとも思いますが、何かきっかけになるお言葉を頂きたいです。
お坊さんからの回答 1件
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能天気と楽観主義と悲観主義
世界をより良くしようとしている有名な会社の経営者には、楽観主義が多いそうです。
絶対になんとかなる。ほんの少しでも、上り詰める。
そう思って、常日頃を生きていると聞いたことがあります。
ここで大切なのは、彼らは楽観主義であって能天気ではない、ということです。
能天気とは、目の前にある問題を見て見ぬふりするポジティブさです。
「明日テストだけどなんにもしてな〜い」
これが能天気です。
能天気は問題を後回しにするので、いつの日かつけが回って大変なことになってしまいます。
一方、楽観主義とは、目の前の問題を悲観的に考えながら、行動はポジティブという思想です。
「テストだからこの範囲を勉強しないとまずい。でもここを勉強したらなんとかなる」
これが楽観主義です。
問題を現実的に認めつつも、ポジティブに行動するので、少しずつですが確実に前進します。
では悲観主義とは何でしょうか。
「テストだからこの範囲を勉強しないとまずい。でもここを勉強しても意味ないかも」
これが悲観主義です。
問題を見つめ、行動までネガティブになってしまえば、課題に取り憑かれて、足踏み状態です。
拝見したところ、あなたは自分の現状をしっかり認識できていると思います。
なので、あなたはポジティブな結果を信じて行動するのみです。
進歩は目には見えないでしょう。
ですが、悩んで、焦っているといるということは課題と向き合っているということです。
今できることを着実に、課題を少しづつ乗り越えていきましょう。
できることを頑張っているあなたを、未来のあなたは卑下することはないでしょう。
質問者からのお礼
ご返答いただきありがとうございます。
悶々と悩んでいた気持ちが軽くなった気がします。
能天気、楽観的、悲観的について言葉ではよく耳にしてきましたが、その詳しい所は曖昧に覚えていたためとても学びになりました。
こう分類していただくと、自分にはつい悲観的になりがちな所がありますが、
ネガティブな考えに囚われず、頂いたお言葉を反芻し、先に不安はあるけれど今できる事はやったから何とかなると楽観的に思えるように行動を改めさせて頂こうと思います。
きっかけとするには余りある有り難いお言葉でした。本当にありがとうございました。