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あの世とは

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以前から気になってたんですが、お坊さんが質疑応答してくれると言う事なのでドンピシャやと思い文章作成するのが下手ではございますがひとつお付き合い願います。人間はあの世から生まれ死んだらあの世に帰ると言いますが一体あの世とはどういった世界なんでしょうか?天国と地獄とかありこの世で悪い事をして来た人間はエンマさんに罰を与えられるんでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

輪廻転生が基本

仏教の考え方は輪廻転生が基本です。
なので、「あの世」と言っても、新しい生きものに生まれかわった未来のことです。
通常、欲にとらわれている私達は、天・人・阿修羅・地獄・餓鬼・畜生の六道のどれかに生まれかわります。
六道は、場所の名前ではなく、生きものの種類のことです。
私達は、煩悩を消さないかぎり、輪廻転生を繰り返してしまうのです。
悟って煩悩を消した場合は、輪廻転生から卒業して、生きものの世界からいなくなるか、仏様になって生きものの世界に留まり救済活動をするかです。
エンマ様に罰を受けるのとかは、わかりやすい喩え話ではないでしょうか。
死んだときに煩悩が残っていれば、仏に成れずに輪廻転生してしまう、心の状態が悪い人は苦しみの多い地獄・餓鬼・畜生に生まれかわりやすい、といった心の法則性があるのではないでしょうか。
たとえば、怒れば怒るほど怒り癖がつき、むかつきやすい性格(不幸を感じやすい生命)になってしまう。
反対に、怒らないように慈悲深くなるように修行すれば、穏やかな性格(幸せを感じやすい生命)になるのではないでしょうか。
あと、眼鼻耳舌身の刺激への欲を克服している場合は、六道よりレベルの高い梵天(欲にとらわれない神様)に生まれかわる場合もあります。
ただ、梵天も、六道の中の天も、神様ですが寿命があります。
仏教では神様もいつか死に、また違う生きものに生まれかわると考えるのです。
悟って煩悩をなくした者だけが、苦しみの生老病死のループから解脱できるのです。

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