質問読ませていただきました。

高圧的なご主人の態度に、長い間耐えてこられたのですね。
心中お察しいたします。

さて、恐怖でパートナーを抑えつけるというのは、ハッキリ言って私は嫌いです。
妻は奴隷ではありませんし、家政婦でもありません。ご主人は共に生きてきて、色んな愛情や楽しさや嬉しさ、たくさんのものをあっちょさんから受けてきたはずです。
それに対する仕打ちがそのような態度では、ご主人への愛情が冷めてしまっても仕方ないでしょう。

しかし、そういうご主人の態度は子供は見ています。そういうご主人に抑圧されてきたあっちょさんの苦しみは、家族である子供が一番理解してくれてるのではないでしょうか。
自分勝手に振る舞うご主人のことは、今はあっちょさんも放っておいて、お子さん達にだけ向かい合っても良いのかもしれません。

そして子供達が一人前になったら、ご主人との関係性を一度きっちり見直してみることも効果的かもしれません。

今の状態がいつまでも続くと考えてしまうと、どんどん心は落ち込み、生きる気力も失われてきます。
しかし、いつまでも今のままではありません。子供の状況も大きく変化してくるでしょうし、ご主人に関しても、今の状態のまま仕事をいつまでも続けられるとも限りません。
そういう大きな変化のときに、何か思いきって現状を打開するような方法を勇気を持って選択してみれば、色々と状況が変わってきますよ。

特に今は熟年離婚というのが増えています。これはご主人が仕事を退職した時点で奥さん側から離婚を切り出される場合がとても多いのです。
つまり、仕事をしてるときは亭主関白で好き勝手振る舞っていたけど、仕事を辞めた途端にそのツケが回ってきて「用済み」とばかりに離婚を突き付けられる男性が多いということでしょう。
このように、好き勝手振る舞ってきたら、いつかはそのツケを払うことになります。

あっちょさんも、そんなことも含めて一度ご主人と話をしてみてもいいかもしれません。
しかし、それでも直らない、もしくは聞く気すらないのであれば、そのときに次のことを考えてもいいのではないでしょうか。

何か少しでも参考にしていただき、いつまでも同じ状況ではないこと、その大きな変化のポイントを捉えることを意識して見て下さいね。

藤川 誠海

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...

個別相談を申し込む

？

このお坊さんを応援する

？