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睡眠を妨げられる回答受付中

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

以前も夫のことでこちらに相談した物です。
今回の相談は、夫の前で安眠ができないことです。
夜寝る時や、テレビを見ながらのうたた寝などしようとする時に、眠りに入るか入らないっていう状態のときに、かならず見計らったように、声をかけてくるか、音を立てるなどして、睡眠を妨げてくるのです。
そうなると、なかなか寝付かれず、朝まで眠れないこともしょっちゅうあります。
今まで何度も、やめて欲しいと言った事がありますが、俺は何もしていないと逆ギレされて、、やめてくれません。それは暴力だよと言っても聞く耳を持ちません。
もともとモラハラ気質で、怒鳴られたりするので怖くてあまり言う事ができないでいます。
夫は、昼寝や、よるの睡眠の前など不規則によく寝ています。なのでいつも寝るのは夜中の3時くらいまで、パソコンなどして起きています。広い家に住んでいるわけではないので、夫が夜中までいるリビングの続きのようなところに、ベッドを置いて寝ています。なので私が寝息を立てるとすぐに聞こえるようです。
なんとか、安眠がとれて健康的な生活が送りたいです。
モラハラな部分もありますが、一生懸命働き、穏やかな一面もあるので、離婚とかは考えてはいません。
このままの生活でなんとか安眠がしたいです。

2025年8月7日 11:40

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

このままの生活でも安眠は不可能ではありません

まず、大切にしたい前提は、「離婚は考えていない」「夫の良さも分かっている」
だからこそ、「私が我慢すればいい」ではなく、「私が自分を大切にするにはどうしたらいいか」という視点がとても大切です。

1. 睡眠を守る「物理的な環境」から整える
あなたの文面からは、音・光・距離の3つが睡眠妨害になっていると読み取れます。
以下、実践的な工夫をいくつかご紹介します。
・耳栓+アイマスク+ホワイトノイズマシン
夫の生活音や気配が気になるのなら、「音を消す」「音で音をかき消す」ことが有効です。
・パーテーションやカーテンで区切る
物理的に壁を作れないなら、突っ張り棒や布で仕切りを作り、「ここは私の眠りの領域」と明確にすることも有効です。
・ベッドの位置を変える
もし可能であれば、ベッドの向きや場所をずらすだけでも「目に入りにくく」「気配を感じにくく」なります。

2. “心の安眠”も整えていく
心の安らぎがなければ、たとえ無音でも熟睡は難しいものです。
・記録をつける
夫に訴えるためではなく、自分の安心のために「睡眠妨害された時間」「状況」「体調変化」などを簡単にメモしておきましょう。
記録があることで、自分が「守られている」感覚が育ちます。
・小さな“聖域”を作る
自室が難しいなら、小さな棚、香り、空間など、「ここにいるときは誰にも邪魔されない」場所を作ってください。
仏教でいう「浄土」、外界から守られた心の空間が、あなたの内側に必要です。

3. 夫の「逆ギレ」や「否認」にどう向き合うか
残念ながら、「言っても聞かない相手」に無理に言い続けることは、あなた自身をすり減らす行為になってしまいます。
だからこそ、「伝える」よりも「守る」へシフトしてみてください。

話し合うのではなく、先に対策をする。
感情ではなく、「健康上の理由」として伝える。
最後の手段として、第三者の介入(医師・カウンセラー)も選択肢に入れておく。

最後に、あなたの「いのち」が最優先です。 
仏教では、「自分を大切にすることは他人を大切にする第一歩」と説きます。
あなたが心地よく眠ること、身体を労ることは、決してわがままではありません。
むしろ、あなたが元気でいることが、夫や家族との穏やかな日々を守る力になります。
どうか、自分を責めずに、“守る知恵”を持つ自分を少しずつ育ててあげてください。合掌。

2025年8月7日 12:59
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有り難し
おきもち

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仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。経営と人生に「問い」を。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
心身ともに医療介護は専門領域。 これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。 もちろん職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。

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