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息子 死ぬのが怖くて眠れない

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中学生の息子が遅くまで起きていたので部屋に行って声をかけました。
息子は
「眠れない。。。
暗くなると死ぬのが怖くて心配で考えてしまう」と。
私も主人も息子の年頃でそのようなことがあったので経験があるよ。
怖いよね。。。
寝るときに怖くなったら、お母さんのとこに来てくれれば話を聞くよ。と伝えました。

この一年くらい同じようなことを言っています。親は子どもにどのように伝えることがベストでしょうか?
また息子は本が好きなのでオススメの書物ですとか、お寺でお坊さんと話ができたらとも考えています。息子が安心できたり納得できるようないい方法がありましたら教えていただければと思います。
宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

手塚ブッダを強くおススメします。

 死ぬことを考えるというのは、生きることを考えるのと似ています。
 ブッダも、今から2500年前に、同じ悩みを抱え、出家しました。現在の日本で、未成年で出家しろ、とは言いづらいので、まずはブッダの人生をなぞってみてもらいたいのです。

 手塚治虫の『ブッダ』は、マンガでありフィクション部分も大きいですが、ブッダの人生における重要な部分は、すべて仏典に即しています。

 人間である以上、いずれ誰でも死にます。それは避けられない。では、どうすれば良いのかと考えていくと、いずれくる瞬間を迎えるときに「ああ、楽しかった」と思えるかどうかではないかと思うのです。
 ブッダのようになれ、というのではなく、あの物語に出てくる、生き生きとした人物の、どこかに共鳴できれば、自分の幸せの道が見つけやすくなるのではないか、と思います。

 誰だって、どうせ死ぬのなら、幸せに生きて死にたいでしょう。ブッダも、さまざまな挫折にあいながらも、自分の人生を全うしました。物語に出てくる様々な人物たちが、どのように考え、生き抜いたかを学んでみて、その先に、何を見据えるのか。息子さんの成長が、楽しみですね。

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有り難し
おきもち

浄土宗の佐山と申します。 浄土宗教師の資格を得たあと、10年間のサラリーマン生活ののちに、この羅漢寺にお世話になり、2014年に住職として晋山いたしました。 現在は、「ここより」というサイトの編集長を務めています。 まだまだ悩める道の途中ですが、少しでも皆さまの力となれるよう、がんばります。

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