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引きこもりの兄

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実家にいる兄が引きこもりです。
年齢37歳。
30歳の時に適応障害の診断をうけ、療育手帳所持しています。
その後、3年ほど障害者雇用で勤めていました。
職場の女性と結婚の話になり、職場の決まりでどちらかが退職することになりました。女性は社員のため、パートの兄が退職しました。
その後、結婚の話は消え破局。
兄は約一年間失業手当を受給。
手当がなくなったあとは、ハローワークにも行かなくなりました。
部屋はゴミ屋敷、風呂にも入りません。毎日、オンラインゲーム。昼夜逆転の生活。
母は、ハッキリ意見を言うタイプです。今まで自分が働いていたときは、気になるとハローワーク行ってこいとか、風呂入れなど言ってきました。
今は、自分の体が自由にならない(股関節手術)事もあり気力体力がないようで関わらないようにしています。
オンラインゲームが出来ない状況にすべきと話したら、それをすると自分もネット環境なくなり不便だしオンラインするための料金は障害者年金からだから兄が払っているようなもんだからと言います。
地域の相談員に話しても、本人が相談してこないと何もできないと言われました。
本人が変わろうとしてくれないから相談してるのに。
このままじゃ中高年引きこもりになり、母が亡くなった後が目に見えてます。私は今できることがあるならしておきたいです。
母が亡くなってからでは、どうにもなりません。
今、引きこもりの兄に私が出来ることはあるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞

ご心配ですね・・・。
現在、いわゆる「就職氷河期」世代の「ひきこもり」が大きな社会問題となっています。兄上様もそんな時代で、ご苦労なさったのでしょう。
人間って、実は「弱い」存在なのです。だからこそ、お釈迦様はお互い「助け合い・思いやり」を持って、他人のために尽くせ!・・・と、おっしゃっています。それを❝利他行(りたぎょう)❞と言います。
現代は何事も「自己責任」と言って、周りからのサポートを受ける事が「恥ずかしい・申し訳ない」ってな感じですが・・・😢。
色々難しいとは思いますが、「相談機関・窓口」で、正直、大変だと訴え、少しでも「前向き」になれる様、努力して下さい。
将来、母上様を「あなたが引き取る」という事になるかもしれません・・・。ご主人と十分話し合っておく必要があろうかと・・・。
最後に、一休さんのご遺言;❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞・・・心に余裕が持てる言葉かと・・・。いくら心配しても、どうにもならない事もあります。それを直視・覚悟して、目の前の問題を一つ一つ解決していく以外、方法は無いのかも・・・。
とにかく、あなたまでが「落ち込んで」しまうと、共倒れになりかねません。「頑張らなくっていいんだ・・・」、これは介護人の「心持ち」です。何とかなります。合掌

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