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他人を頼るのが怖い

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こんばんは。いつも回答していただいてありがとうございます。色々悩むことが多いのですが、私は他人に自分の本心を打ち明けるのがすごく怖いということに気がつきました。(hasunohaなど自分の人間関係と全く関係のないところではできるのですが。)自分は性格がそんなに良くないと思います。特定の個人を悪く思ったり苦手なので正直近づきたくない人もいます。体調を崩すくらい悩んでいても、自分のプライドなのか、なかなか言い出すことができません。でも誰かに知ってもらえれば楽になるのかな、とも思います。一番良いのは自分が成長してその人のことを気にすることなく普通に接するとこができるようになれば良いのだと思います。人を悪人扱いするとなぜか自分が傷ついてしまうのであまり考えたくないですが、1人で抱えてしまいます。人にこのようなことを相談しても良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自尊心を重んじているのです。

拝読させていただきました。

お稲荷さんのように、人は十人十色であり、他人に本心を話すことが苦手であったり、思うように話せなかったり、本音をすべて話せる人は少ないものです。
怖さがあるのも理解できます。

それは大人の階段を上り、社会の中に足を踏み入れ少し、人間関係の難しさに葛藤しているのではないでしょうか?

人間は大人に成長するに当たり、モラルという常識を持ち合わす生き物へと変化していきます。
他人を信用しないからではなく、他人と深く関われる時間の少なさ、仕事をする社会では給与や金銭などの利益という欲求心が、人間そのものを邪魔していくものです。

私たち僧侶には「戒律」を持ちながら日常を過ごしております。
戒律とは「戒」と「律」を合わせたものであり、自身にルールと約束をしていると簡潔に言っておきます。

本音には、正解が多く含まれています。しかし、様々な経験や体験をすることで、正解だった本音が変わってくることがあります。
信用は他人を信用するのではなく、自分を信用することであり、自身の保身ではなく、自尊心を維持していく大切な要素です。

お稲荷さんは本音を話すことの怖さを知っているのは、自身と他人ともに傷を付けたくないという、優しさが前に出てしまっているのも知れません。

人は失敗をすることで、間違いを修正できたり、次の成功への力と変えています。
あれこれ考え、悩み果てた上、何もしないで結果さえも過ぎ去ってしまうことは後悔へと繋がります。

何事をするにも怖さはあるものです。しかし、怖いという観念は他人からは見えず、自身の心がすべてを作り出しています。
少しずつ、本音を話せる相手をコミュニケーションの中から、冷静に探っていきましょう。

このようにhasunohaへ相談されますことも勇気もいることです。
人の悩み事の大半は、8〜9割は自身で解決していることが多く、迷いを断つために決断をもらいに来ているのが、大半を占めます。

無理せず、焦らず、ゆっくりと人生が豊かになっていきますようご祈念いたします。

私たち僧侶は他人に頼れないときこそ、お釈迦さまの教えを頼りとして生きているんです。

合掌

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