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来世の形

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有り難し有り難し 15

最近、死についての質問をいくつかさせていただきましたが、今度は来世の不安が出てしまいました。
私としては、来世は親に会って子孫や世界を見守りたいですがそれは可能なのでしょうか。
もし、それが叶わないのであれば私は生まれ変わり、魚や犬、そして人などの違う命としてまた生きなければならないのでしょうか。
私は食べられる魚や牛などの生まれ変わりになることが怖くて仕方がありません、もちろん、このことが愚かで生命に対して無礼だと承知です。
ですがやはり不安で仕方がありません。このように考える私は外道なのでしょうか。長文で愚かな質問で申し訳ありません。ごめんなさい


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

袖触れ合うも多生の縁

拝読させていただきました

袖触れ合うも多生の縁という言葉がありますよね
和服の長い袖が触れ合う程度でも
沢山の生の中で何かしら縁があったという事です

来世の事は誰にも分かりません
仏教では見返りを求めず善を行い
人間しか積めない徳を積み
遂には生まれ変わらないことが目標です

多少ではなく多生なのです

不安は仏教が諸悪の根源と教えます
不安だから日々生きるのに必要以上の
物やお金も溜め込み
地位も名声も知識も
異性に友達子供に親に家に
ありとあらゆる物事象に執着します

この度のように
来世どうありたいなんてのも
来世への確証を獲得(所有)しようと考えている結果です
これは今生きているのが不安だからなのです

人間は沢山のそうした獲得で
不安を拭ってごまかして生きているのです

そうして
いざ死ぬ間際になって気がつくのです
今まで自分の溜め込んだものがさっぱり役に立たない事にね
「もっと素直に沢山家族と友達と奥さんとの時間を大切にすべきだった」と

そしてこの時に
見返りを求めない純粋に相手のため行った時の徳が
貴方を貴方と縁のある方を包むのです

つまり徳を積んで満ち足りた人だけは
いつも安堵の中におられるのです

生きている時間は誰しも僅か
世界はまやかしにあふれてますが
不安を無くす方法は
何かを得る事ではなく
何かを手放し
何かを与える事なのです

合掌

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有り難し
おきもち

山形のそれは小さなお寺の住職です。 私は子供の頃いじめられ、社会からドロ...
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因果の流れ

ひろ様

仏教は因縁果の流れを大切に致します。

因縁(原因と条件)によりて、これからの結果が出てくることになります。

この因果の流れを見極められて、最上の善き結果としての悟りへと向けた善き因縁を作るための方法を説き示されましたのがお釈迦様でございます。

もちろん、仏道という善き因縁を着実に歩んでいけば、来世、来来世も、確実に悟りへと向けた道を歩むことができるものとなります。

また、大乗仏教の道を歩む者は、一切衆生(迷い苦しみにある輪廻世界の皆全てのものたち)を救うための悟りを求めて仏道を進めてゆくところとなります。

縁有る者たち、縁無き者たち、皆を救うための道を共に歩んで参りたいものでございます。

是非、仏教を学び修して参りましょう。

三宝帰依・発菩提心

すべての有情を救済しようという願いによって
仏陀・仏法・僧伽に
悟りの心髄に至るまで
私は帰依いたします

智慧と慈悲を持って精進し
すべての有情を利益するために
私は仏陀の御前に
完全なる菩提心を生起いたします

この虚空が存在する限り
有情が存在する限り
私も存在し続けて
有情の苦しみを滅することができますように

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

お礼のコメントが遅くなってしまい誠に申し訳ありません。

川口様
私も智慧と慈悲を持って過ごせし、
さらにまだまだ未熟かもしれません
が仏教について少しでも学べるよう
に精進していきます。ありがとうございました。

丸山様
不安に生きるのではなく、不安を
手放して生き、そして与える、
つまり不安をなくし誰かに善い事
をするという生き方を心で想い、
それが普通となるよう努力して
参ります。ありがとうございました。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ