古事記や日本書紀につきまして
いつもお世話になっております。
沢山の教えをいただき感謝しております。
お坊さまに唐突な質問で、大変恐縮なのですが、お坊さまも古事記や日本書紀を読まれたりしますか?
また、神仏習合の時代を含め、神道にはどういった感覚(思い)をお持ちなのでしょうか。
神道について勉強すればするほど、お坊さま方の考えを知りたくなりました。
世界中においても多くの人間は宗教を求めています。
それは何故なんだろう?とかも考えてました。
(そこは、もっと自分で勉強すれば良いのでしょうね…。)
差し支えなければ、お時間のある時にでもお教えください_(._.)_
どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一度は読みましょう
古事記は昔、読みました。日本書紀は読んでいません。
とりあえずは『まんがで読破』シリーズので充分ですから、一度は読んでみるといいですよ。というより、日本人なら一度は読んでおきましょう。と言いますのも、現代人の神のイメージは一神教に引きづられ過ぎなんです。昔の日本人は神々を何だと思っていたのか?どんなイメージで見ていたのか、記紀を通じて感じておくことはとても意義のあることです。神々を誤解していると、日本古来の文化の多くを誤解することに繋がります。
読めば「宗教とは何か?」というのも違って見えてきますよ。
浄土真宗さん以外の宗派では、今でも神社との縁が強いです。各宗の本山では鎮守の神社が祀られていますし、地方寺院でも明治期の神仏分離を免れたところでは残っています。ウチも神楽殿をよその神社に持っていかれただけで、鎮守自体は残っています。
曹洞宗では朝のお勤めで土地の神々も一緒にご供養しているのですよ。
こういうのは日本だけじゃなくて、タイ系の上座部でもピーという地元の神(精霊)に修行の無事成就をお祈りしますし、そもそもお釈迦さまも「神々がー、神々がー」ってよくおっしゃっています。そんな感じで、仏教は神々も敬っています。
質問者からのお礼
大慈 様
お忙しい中、ご回答をいただきありがとうございます。
神道については、造化三神から始まる古事記を親しみやすいラノベ系で読んでいました。
本筋は同じで感心しました。
誓約や国譲り、岩戸隠れ、諸々の流れれを読んでいて、太陽や大地、木々、草、全てのものが、今までと違ってみえてきたのは確かです。
そこに神が宿り営んでくださっていること、とても尊いです。
今、窓から聞こえるカエルの鳴き声さえも(笑)
聖霊を拝むというピー信仰も気になり、ネットで調べてみました。
お社が日本の神社と似ている気がしました。不思議です。
神様と仏様。
自分の中では繋がり融合しています。
私は日本に生まれてよかったです(^^)
知らないこと沢山教えていただき、また、お坊さまの神道への考えを知ることができ、本当にありがとうございました!