自分の思い通りにならないと
付き合っている彼に私は「何でも自分の思い通りにしようとしている、思いやり、相手に対する尊重がない。」と言われてしまいました。
最近、彼氏の言動に対してイライラすることが多く態度に出してしまうことが多々ありました。自分でも時間が経つと申し訳なかったなと反省しますがなかなか直りません…
自分でも何でも思い通りにしようとする、ワガママな性格だということは自覚してましたが家族以外の人に言われたことがなかったのと、彼氏がずっと我慢していたということを知りとてもショックでした…。
思い返せばプライベート仕事関係なく、自分の思い通りにならないとイライラしていた節があり、幼い自分を恥ずかしく思います…。
今後どのような心構えが必要でしょうか。長い間このような考えで生きてきたので自分で解決策を見出すことが出来ません。またどのようにしたら相手を思いやることが出来るのでしょうか。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分がそうされたら、と考える
黄金律という言葉があります。人種、民族、年齢、性別等をこえて普遍的にそうであるということです。普遍的な正義といってもいいかもしれません。
それは、自分がそうされると幸せになることを他者にしてあげる、自分がしてほしくないことを他者にはしない、ということです。
黄金律ですから、もちろん仏教もこれを説きます。殺してはいけない。これについてお釈迦様は、我が身に引き当てて、とおっしゃっています。私は殺されたくない。だから他者を殺してはいけない。
彼はずいぶん我慢したうえであなたに耐えられないというようなことをおっしゃったのでした。それは、こんなことをされてはたまらない、ということを知らないうちにあなたがなさっていたということですね。知らないうちになさっていたことをしないようにするというのは辛いものです。分かっていることならやめるのは簡単かもしれないけど、何が悪いのか分からない悪いことをやめるのは分からないだけに辛いです。
だけど、家族なら「教えてほしい」といえば協力してくれるでしょうし、上述したように、「これって、自分がされたらどんな気がするだろう」と自分の行動を吟味してみるのも大事ですね。「自分がされたら」と立場をひっくり返して考える癖をつけたらよいのでしょう。
偉そうに言っていますが、そんなふうには私も生きていません。だけど、彼氏など大切でかけがえのない人に対してなら、そんなふうに考えやすいのではないでしょうか。そこから少しずつ慣れていかれたらよいと思います。
質問者からのお礼
ご回答してくださり、誠に有難うございます。繰り返し何度も読み返しました。自分がそうされたら、と考えると今までいかに相手のことを考えられていなかったなと痛感しました。
信頼を取り戻すのには時間が掛かると思いますが、これから心を改めて相手を思いやる気持ちを大切にしていきたいと思います。
本当に有難うございました。