働いてからイライラが止まりません
新卒で入社した身なのですが、失敗して怒られてばかりの日々です。
それが原因なのか、働いてからは些細な事に怒りを覚えるようになってしまいました。
前の人が歩くのが遅い、親友に送ったLINEの既読・返信が遅いなど以前は気にならなかったことに怒りを感じてしまいます。
相手が悪くないのは分かってるのに腹が立って仕方がありません。
今まで怒りを覚えたことのない親友に対して大きな怒りを感じてしまったのは自分でも驚きました。
幸い言葉や行動には現れていませんが、この状態が続くといつか怒りを爆発させてしまいそうで不安です。
どうしたらイライラせずに過ごせるでしょうか?
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分を癒し、心身をリラックスさせて。ストレス解消を見つけよう
慣れない職場環境が、ストレスになっているのだと思います。
入社したばかりの頃は、失敗もありますよね。怒られると凹みますし、何で出来ないのかと自分に対しても情けなくなってしまう。ですが、仕事ですから、その指摘が改善や成長への経験になっていきますからね。踏ん張っていきましょうね。
出来なかったと怒られたことにばかり捉われずに、一つ一つ出来たことに自分で褒めていきましょう。その積み重ねが、あなたの力、スキルになっていきますからね。
そして、ストレスの感情に引っ張られないように。就業時間が終われば、仕事モードのスイッチオフで、しっかり気持ちを切り替えられるように。心身を休めましょうね。
イライラもしちゃうと思います。そんな時は、よく頑張っていると自分を労いながら、自分にとって心地良いものに触れましょう。睡眠でも食事でも、入浴や音楽、景色やゲームでもいい。あなたがリラックスできるものに時間を割いて。リフレッシュしてくださいね。
みんなそうしながら、自分を癒し、ストレスを溜め込まないように努めていると思います。あなたのストレス解消を見つけてみましょうね。
毎日お仕事お疲れ様です。
心身両面から
まず、肉体面ではセロトニンの生成を促すように、タンパク質やビタミン、カルシウム等の栄養を接種することも重要です。
睡眠をちゃんと取ることや、ある程度日光を浴びることも大切です。
精神面では、過去や未来や自分や他人に関する妄想雑念や、同じ情報の中で繰り返し考える思考の堂々巡りを減らすことで、気分転換を図ることが有効だと思います。
ウォーキングやジョギング、瞑想や念仏等をすることで、妄想雑念や思考の堂々巡りにはまっている心をリフレッシュ(再起動)することも良いと思います。
ヴィパッサナー瞑想、マインドフルネス等のやり方はインターネットでも出てくると思いますので、やってみてはどでしょうか。
また、他人の立場になって考えることで「相手には相手の都合があるから仕方ないな」と、相手を許す慈悲の心につながれば、怒りの持続時間が短くなるでしょう。
お坊さんである私も、イライラすることはよくあります。
仕事が忙しいときや急いでいるときなどはイライラしやすいです。
悟っていない私達には煩悩があるので、イライラしてしまうことは自然現象の一つかもしれません。
ですが、少しでも、イライラの回数や持続時間を減らせたら良いですね。
怒りが増えてしまうとき
ご相談ありがとうございます。
新しい環境での失敗や叱責は、心に大きな負担となり、その影響が生活全般に広がってしまうことは珍しくありません。特に「怒り」という感情は、本来は自己を守るためのサインですが、溜まり続けると無関係な相手や些細な出来事にまで向いてしまうのです。
1. 怒りの正体を知る
怒りの奥には、しばしば「不安」や「悲しみ」「無力感」が隠れています。
職場で失敗を繰り返し、「自分はできていない」という思い → 不安
上司から叱られ続ける → 悲しみや無力感
こうした感情が抑え込まれると、形を変えて「怒り」として表れてしまうのです。
2. 怒りに振り回されない工夫
仏教では「怒りは自分を焼く火」と説きます。炎をそのままにせず、扱い方を学ぶことが大切です。
気づく:「今イライラしてるな」と言葉にする。ラベルを貼るだけで強さは和らぎます。
間をつくる:深呼吸を3回してから行動する。怒りは一瞬で爆発しますが、時間を置くと沈みやすいものです。
書き出す:紙に「今腹が立ったこと」をそのまま書き出し、後で見返すと「そこまで大きな問題ではなかった」と気づけます。
3. 「親友への怒り」が示すもの
今まで怒りを覚えなかった相手に対してまで苛立ちを感じるのは、それだけ心が疲れている証拠です。「本当の怒り」ではなく、「余力がない状態」から来る反応です。責める必要はありません。むしろ「自分は今それほどしんどいんだな」と気づくことが大切です。
4. 怒りをやさしさに変える
仏教の修行の一つに「慈悲の瞑想」があります。これは心に浮かんだ相手に対して「どうか安らかでありますように」と念じる実践です。怒りを無理に抑えるのではなく、「願い」に置き換えていく練習です。親友に対して苛立ちを感じたときも、心の中で「この人が健やかでありますように」と唱えてみてください。
まとめ
怒りが増えているのは、あなたが弱いからではなく、職場のストレスで心が限界に近づいているサインです。
怒りの正体は「不安・悲しみ・無力感」
気づく・間をつくる・書き出すことで火を弱める
親友への苛立ちは「疲れ」の現れ、責める必要なし
「慈悲の瞑想」で怒りをやさしさへ変えていく
どうか、自分を責めずに「心の疲れを癒す時間」を意識的にとってみてください。
合掌
落ち着てい一つ一つのことに向き合いましょう
拝読させて頂きました。
あなたが働き始めてから些細なことでも怒ってしまうようになってしまったのですね。詳細なあなたのことや職場での状況はわからないですけれど、あなたがその様に怒りを覚えてしまってとても悩んでいることは伝わってきます。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
やはり職場で失敗して怒られてばかりであなたは自信を失ってしまい、あなたの心の余裕が全く無くなってしまったのかと想像します。
ですからたいしたことないことでもあなたは怒りを覚えて感情もコントロールできなくなってしまっているのではないかと思います。
職場で怒られることに原因があるのかとは思いますので、一度上司や周りの方々にもそのことをお伝えなさってみても宜しいのではないかと私個人的には思います。
怒られるのと注意を受けるのでは違います、人間ですから誰だってまちがいもあやまちもあります。それを少しずつ改善していけばいいのですからね。最初から全てできる人なんていません。
仕事をする場合も決してあわてなくてもいいのです、時と場合によるかもしれませんが、あわててやったことがかえって失敗につながってしまうことはとても多いです。ですから落ち着いて一つ一つのことにしっかりと向き合って進めていくことが大事です。そうすれば間違いも訂正も減ります、ですから怒られることも減ります、そして心に余裕もできてきて自身もついてきますからね。
あなたが落ち着いて一つ一つのお仕事にしっかりとお向き合いなり、自信もってお仕事できるようになり、心の余裕を持って毎日を生きることできます様に、切に祈っております。
そしてあなたを心より応援させ頂きます。