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怒りをメモ等に書くことに関して

回答数回答 1
有り難し有り難し 3

すごく怒りが強くなって心や頭の中を悪口雑言が渦巻くときがあります。自分より上の立場への不満も対等・弱い立場への不満もあります。ほとんど害意になることもあります。
それに耐えられなくなって、発散になるかと思い、チラシの裏紙やスマホのネット公開しないメモ帳などに悪口雑言を書きなぐっていました。
人が見たらそんなこと言っちゃだめと言うような内容もあったと思います。
身口意を整えることが、苦しみから離れる道で、悪口雑言を表立って言わなくてもそれは悪いことなのだと思います。
しかし、耐えられなくて、書いてしまいます。

少し問題が複合的になりますが、病気による妄想なのか事実なのかわかりませんが、私が盗撮をされているため、その書いた内容が不特定多数に漏らされていて、それを見た人達が私に怒っているのだという考えに苛まれ、また、人に見られない(はずの)ところにも嫌なことを書いたらいけないのだろうかという自己保身的怒りが湧くようになりました。
最近、通行人からなぜかよいしょだ、そっちかだ等と言われるのですが、通行人は私のことを知ってて私をからかっているのではないかという怒りがほとんどいつもあります。
悪口を見られ非難されたという他人への負い目が強まるにつれて、チラシの裏の悪口を、盗撮までして暴き立てる方がおかしいのではという怒りが強まります。同時に私が悪い人間だから盗撮されるのに違いないという混乱した自責感もあります。
それでも、自分でも書くのは悪いと思い、周りからも非難されているように思い、また、人が見ていると思うなら人が見たら嫌な気分になることは書いたらいけないのではと思い、しかし、見るほうが悪いし、本来誰も見るはずのない紙やメモに吐き出すのは許されるのではと正当化しながら、相変わらず書いてしまいます。
元々あった怒り、盗撮へのやり場のない怒り、他者への引け目、悪口を書くことの正当化でずっと混乱しています。
拙い文章で申し訳ありません。
今後の指針に何かお言葉を頂戴できればありがたく思います。

2024年10月1日 15:33

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

吐き出して、サヨナラする

 こんばんは。人に向かってぶつけることをせず、かといって吐き出さずにいるのも、あなたには良くないのでしょう。
 ですから、吐き出して目の前から消す、という二段階にしては如何でしょうか。
 私は日々のお勤めの中で自分の中のネガティブは仏様に受け取ってもらうようにしています。「あの人の、この言葉が気に入らない」とか。そして、しばらくじっと仏様の顔を見る。何もお答えにはなりませんが、逃げることも顔をしかめることもなく、ただ変わらぬ視線で私の方をご覧になっています。
 暫くすると、「よし行こう」という気持ちが立ち上がります。それを待って、本堂を去る。そんなルーティンがあります。
 あなたに当てはめると、メモは書いて捨てる、或いはちぎって燃やす、という感じでしょうか。スマホのメモはお勧めしません。書くならTodo です。書いてしばらく経ったら終了する。そうすると消えます。あなたが吐き出し、あなたをストレスから守ってくれた言葉たちに、できたらありがとうを伝えて消えてもらう。人間の感情は有難くも変わっていくものですから、しばらく経つと具体的な事柄にまつわる感情は変化し、薄らぐものです。
 見られている不安があるなら、すぐ消して構いません。
 後、もしあなたのお家にお仏壇があるなら、そこに向かって話しても良いと思います。一通り吐き出して、もう言葉が出ないと思ったら立ち上がる。ご先祖様はきっと、「そうか、辛かったね。聞き届けたよ」と言ってくださると思います。

2024年10月2日 0:13
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
失礼な話ですが、ご回答文中の言葉のいくつかに引っかかって、お坊様が私のことを盗撮情報が出回っているから知っていて書いているのではと思ってしまいましたが、お坊様を疑うとは失礼だと気を取り直し拝読いたしました。気にするならネット上で相談すべきではなかったかもしれないと少し反省しています。
親身に具体的な方法までアドバイスいただき、大変参考になりました。
ご回答ありがとうございました。

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