虫恐怖症
こんな質問で恐縮なのですが、本当に本当に虫が怖くて、日常生活に支障が出るレベルで困っっています。。
昔、実家で親が不在のとき黒い大きな害虫(名前を出すのもおぞましく書けません)を見つけた際は、後ずさり即家を出てビジネスホテルに泊まりました(翌日には帰ってくる予定だったので、帰宅後に退治してもらいました。何故自分で戦えなかったのか相当驚かれたし怒られました)。
一人暮らしの今は、セミがマンションの通路にとまっていると、恐ろしくて部屋にたどり着くことができません。向こうから飛んでいってくれないかなと願い足がすくんだまま凝視していたら、気づけば1時間も経過しており疲れているのに部屋に入れないのが悲しくて泣いたこともあります。全気力を振り絞り何とか部屋に入った後は、恐怖でしばらく手が震えなにも喉を通らなくなるし寝ている間に虫がきたらなどと思うと眠れません。下手したら恐怖で卒倒してもおかしくないレベルです。
自分でも異常だなと思いますし、虫に悪意などない、みな尊い命だと頭では重々承知しておりますので何とか克服したいのですが、よい考え方はないものでしょうか…。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ちょっと考えてみてくださいね
拝読させて頂きました。あなたがおっしゃるように虫が嫌いな方や怖い方はいらっしゃいますよね。それはあなただけではないでしょうからね。やっぱり虫はイヤですよね。
ふと見方を変えてみると小さな虫から見てあなたや私などの人間の存在はいかがでしょうか?自分の何万倍もあるような存在ですよね。
目の前に私達が現れたら本当に脅威ですよね。おそらく命の危険を最大限に感じて必死になると思います。
そう考えるといかがでしょうか?
ちょっと考えてみてくださいね。
確かに高層マンションでは20階位は虫はいないですね…。とはいえあまり避けすぎるのもいかがかと思いますが…。美しい虫もいますからね。また害虫と思っているのは私達人間のエゴですからね。どの生き物も生きるために必死です。一生懸命に生きていますからね。一寸の虫にも五分の魂ですからね。
今年ももうすぐお盆がやってきます。よくお盆には虫などに形を変えてご先祖様が戻ってきてくれるという逸話があります。私も子供の頃家の中にせみやトンボが入ってくるとご先祖様、ひいおじいちゃんひいおばあちゃんや若くして亡くなったご先祖様がかえってきたと言われそう感じたものです。入ってきた虫たちは決して私を怖がることはせずに木の天井板にはりついて私を見守っていてくれているようでした。朝になるといつの間にかいなくなっていました。虫たちに様々な命が宿っているのだと思います。そのようなご縁もあることをどうか心の片隅においてみて下さいね。
色々試してみましょう
嫌いなものは何をしても嫌いなものです。これは虫に限ったことではありません。そこでまずは虫がそこにいても通り過ぎるくらいにはなれるようにしませんか?
①地球は虫がいなければ、作物は育たないし、動物も生きて行けません。蜂蜜は蜜蜂が作りますが、花の受粉を助け、実をつけ、それを我々は頂いているのです。林檎も蜜柑も西瓜もメロンなども食べれません。しかし、気候の変化で蜜蜂は減少
傾向にあるそうです。それは認めてくれませんか。
②虫と遭うのが嫌なら、遭わない工夫をしましょう。通路などで虫がいたら、近くの人に追っ払うように頼む。誰もいないならエアースプレーや長い棒などを使う。自分の身は自分で工夫して守りましょう。
③最後は殺生になりますが、殺虫剤や虫除けペール、バルサンを焚く、業者に頼み殺処分する。酷いと思ったかもしれないけどそれは虫の害が分かってないようです。病気の半分は虫が連れて来ます。ジカ熱、デング熱、日本脳炎、恙虫病などは虫を媒介します。逆に薬も虫から抽出したり、漢方薬として使われています。
以上ですが、参考になりましたか、毒矢の比喩ではありませんが、まずは嫌いなものとは遭わない排除からするしかない。それをしないとあなたの命が危ないと思います。それをした上で虫のことをよく調べて下さい。
その後の答えは自分で出して下さい。出来れば私は前向きな答えが聞きたいです。
質問者からのお礼
お忙しい中お返事ありがとうございます。そうですよね。私が怖いように、もしかしたらそれ以上、向こうも私が怖いですよね…
でも、先方には「飛べる」という人間にはない武器があります。。恐竜の祖先も最初は鳥のように飛行する生き物だったと聞きます。
もう悩みすぎて北海道の高層マンションに引っ越すか出ていなくても予防としてお金を払って駆除業者を毎週呼ぶかとか、お財布事情を度外視したことばかりが頭をよぎります。。地球で生きていくことが最早不安です。。。号泣
【追記】
お忙しい中丁寧にご回答いただき、本当にありがとうございます。虫がいなければ、作物も存在できない…。日頃自然の恩恵を受けておきながら、自分にとって都合が悪く感じる部分は忌み嫌う己の無自覚な傲慢に初めて気がつき、ハッといたしました。。
お忙しい合間を縫って親身に回答してくださるお二人が非常に有り難く、変わらなくてはと決心し、対策を決めました!
☆室内→業者に虫を排除&侵入できなくなる施工を依頼することにしました。命を奪うことになってしまうかもしれませんが、駆除のプロに代金をお支払いすることで、社会的に誰かのお役に立てると考えることにしました。
☆室外→エアスプレー&傘を常備し、攻守ともに備えることにいたしました(外にいる虫に殺虫剤をかけるのは流石に…と悩んでおりましたので、エアスプレーは大変勉強になりました!)。
☆精神衛生→心療内科で相談し、少しずつ苦手意識が和らぐよう認知行動療法を試すことにしました。傍目にはなんと大袈裟な…と思われるでしょうが、今後の人生、家でもビクビク、外でもビクビク、山にも行けないというのは自分で自分を辛くしてしまいますし、また虫に限らず他の恐怖症(地震や人混みも極端に苦手でした)も改善する良いきっかけになればと思っています。
なんだか壮大な話になってしまいましたが、私にとっては人生観が変わるレベルでの発見がございました。無知が三毒のひとつである理由が、少し解ったようにも思います。すぐには難しくとも、長期的に取り組みたいと思います。本当にありがとうございました。
【追記2】
改めて追記してくださり、本当にありがとうございます。心身の調子を崩し、お礼が遅くなってしまいました。申し訳ございません。
こちらのエゴで命を忌み嫌う傲慢さと、それに気づかなかった己の人間性を恥じております(と言いつつも、枯葉が揺れただけで虫と勘違いして飛び上がったりしていますが…少しずつ改善している…はずです)。
虫が使いになったり、魂を乗せて来てくれることがあるのですね!そう思えば、セミの声も少し怖くなくなる気がします。ありがとうございます。引き続き頑張ります。