助けてもらう側のみじめさについて
5歳の息子は、発達障害があります。
年少から幼稚園に通っていますが、言葉が遅く会話ができない、身体の不器用さ、人一倍怖がりなど色々と困り事があり、先生やクラスのお友達の助けを借りながら園生活を送っています。
先生もお友達も息子をとてもよく理解してくれて、難しい活動は参加できるよう工夫してくれたり、指示が分からず迷っている時は手を引いてくれたり、園生活全般を細かいところまでサポートしてもらっていて、本当にありがたく思っています。
意地悪なお友達もいないし、理想的な環境だと思います。
しかし、私は、ありがたく思うと同時に手助けされることに辛さも感じてしまいます。
うちも「手助けする側」になりたかった、ずっと「ありがとうございます」「ごめんなさい」と周りに頭を下げ続けなければいけないのか?とも、思ってしまいます。
参観日などで他の保護者に会う時は、息子をいつも助けてくれる子の親御さんを見つけては御礼を言い、息子を助けることでお子さんに迷惑はありませんか、これからもどうぞ宜しくお願いしますと頭を下げて回っています。
助けてくれることが嬉しく、ありがたい気持ちは本当です。助けてくれる子供達を見ていて涙が出るほど嬉しく感じたこともあります。お母さん方もみなさん本当にいい方ばかりです。
しかし、常に誰かの助けを必要としていると、他の人たちと自分たちが対等であると思えないのです。
でも助けてもらわなければ息子は園生活を送れません。
「助けてもらう側」「施しを受ける側」は、どのような気持ちでいたら良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お気持ちとてもわかる様に思います
拝読させて頂きました。
あなたは発達障がいのある息子さんが周りの人達から助けて頂き本当に有難いと思っておられるのですね、その様な中で助けてもらうことの辛さやみじめさも感じておられるのですね。詳細なあなたや息子さんのことはわからないですけれども、あなたがそう感じてしまう辛いお気持ちとてもわかる様に感じます。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
あなたがその様につい思って悩まれることとてもわかる様に感じます。お子さんの成長によっておそらくお世話になっていく方々もこれから増えていくでしょうからそう思ってしまうとこれから何度も人に頭を下げていかなくてはならないと思ってしまうでしょうからね。おそらくあなたの様に悩んでおられる方々は沢山いらっしゃると思います。
そうした中であったとしてもどうかあなただけで悩みを抱え込まずに沢山の方々と分かち合いましょう。人生長い目で見てお互い様でもあります、様々なご縁が無限につながり続けているのです。
障がいのあることもそれぞれの特性でもあるのですし、皆さんそれぞれにお互いに助け合いながら生きているのです。
ましてやあなたもお子さんもかけがえのない大切な命を頂きそれぞれに尊い人生を生きているのですからね。
与える側も与えられる側ですし、施す側も施される側なのです。それは一言では言い表すことはできないですけれども、その様な大切なご縁の中でお世話になりながらお互いに生きているのですからね。
そのご縁を頂いていることに有難うの気持ちを持ちながら生きていくことがとても尊く大切なことなのです。
また障がいのあるお子さんの親や保護者の会や相談窓口も沢山ありますからぜひ気軽に交流なさっていき助け合いましょう。
https://oyanakinet.com/about
https://otera-oyanaki.com/
或いは積極的に自治体や社会福祉協議会や包括支援センターの相談窓口にも相談なさってみて下さいね。
あなたやお子さんがこれからもずっと沢山の方々とつながりながらお互いに思いやり助け合い、様々な思いを皆さんと分かち合い心から豊かに幸せに毎日を生き抜いていかれます様に心よりお祈りさせて頂きます。そしてあなたやお子さんや皆さんを心より応援させて頂きます。至心合掌