拝読させていただきました。

余命なかばご尊父さまのご身体、お察し申し上げます。
ご出産に際しまして、お子さまを疎遠を決めた親御さまへ連絡されることは全然結構なことです。
しかし、疎遠を決められてる今 親子の関係性を互いに考え、連絡したことで、疎遠まで考え抜かれた思いに、WHITEさんに傷が生じる恐れもあります。
それは、お子さまがお生まれになられたことで、「普通だったら」「世間体的には」「親だから」「血縁者だから」など、必然的行動に移る観念が起こります。
疎遠にまでなる関係性でしたら、疎遠になった理由は色々深いところがあると存じます。
普通の感覚で、孫を会わすことで、また結局は嫌な思いをする可能性も無きにしも非ずです。

これから、お子さまを立派に育てていく上で、ストレスは禁物です。親御さまから見れば、WHITEさんはお子さま、WHITEさんの今の立場は一人のお子さまを持つ立派な母親です。

お子さまを育てることは、一世一代の大切な使命です。お子さまが成長していく上で、WHITEさんの幼少期や親御さんが育ててくれた思いなどが、自然に感じたときに、会える環境と時間を作ってあげることが大切と感じます。

余命なかばであることから、ご心労を重ねられないことをよく考えていただき、まずは手紙と写真を添えて、ご報告をしてみてはどうでしょうか？
手紙には普段言葉で表せないことが、自然と伝わり、親子関係の修復の鍵となることも多いものです。

世の中、完璧な人間は一人もいません。
生きていることは、誰かしらに迷惑をかけていることです。
生きるということは、恩返しをしていくということでもあります。

仏の大慈悲が届きますようご祈念申し上げます。

合掌

法源

無憂山 法観寺

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...

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