旦那よあきらめて。
こんにちは。
このお盆に45歳になった初婚の和福です。旦那は62歳の2回目の結婚。
旦那には普通に愛してできた、前妻との間に30になる子どもがいます。
私には試験管で精液をとり、
14回も顕微授精を失敗した過去があります。
不妊外来には私より遥かに、若い女性たちが大勢不妊に悩んで窓口をふさいでいます。
こんな若い人たちが悩む不妊とは?
と考えてしまいます。
私は中学校の教員受験生の担任、
時間のかかることも、治療の痛さも、
病院までの車の渋滞も、保護者からのクレ-ム、土日祝日の部活指導、ストレス三昧の生活で、自分の子を身ごもる心も体の余裕もありません。
欲しいんですよ。
何か悪いこと前世でしてきたのかしら?
もう、旦那さん、あきらめない?
私たちの子を。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご夫婦で主体的な態度選択を…
ご相談拝読しました。
不妊治療だけでも心身ともにお辛いのに、再婚の中でのモヤモヤやお仕事が激務であることも心に相当な負担をかけているご様子…どこかのタイミングで何かを諦めるということも大事かもしれません。
「諦める」とは投げやりになってやめてしまうということでなく、「事実を事実として明らかに受け入れる」ということです。
不妊等の原因について「前世の行い」という目に見えないもののせいにしてしまいたいお気持ちはよくわかります。そうすることで無理やりにでも納得できるからです。
しかし仏教は因果を説きます。今という果(結果)には必ず因(原因)があるということです。
厳しい事を申し上げればご自身でもよくお分かりだと思いますが、中々授からないことは年齢的な要素は大きいのではないでしょうか。
ニュースで高齢の芸能人の妊娠や出産が報じられた理すると作ればできるはずものという思いにもなるかもしれませんが、そこには数数えきれない縁(条件)がととのってはじめて授かるという果が生じるもの。人知ではまだ及ばない範囲の要素もあるでしょうし、縁を思う通りにコントロールすることはできません。
望んでも授かれない場合には里子や養子を迎えるという選択肢もあります。こちらもやはり望めば叶うというものでもないことはご理解いただかないとなりませんが…。
一人で受け入れるには余りに大きな事実はご夫婦で共有してともに受け止めたいところ。ご主人と落ち着いてよく話してみてください。
私も妻とクリニックに通いました…医師から聞かされた結果には夫婦で私たちなりの態度選択をしました。一人ではとても受け止めきれなかったと思います。
どんな態度選択をしようとまたその先で思う通りにならないことばかりが起こってきます。いや、本来世界は私たちの納得以前にあるのですから、思う通りにならないことしかないのです。
その中でも投げやりにならず、事実を受け止めながら主体的に態度を選択していく歩みこそが思う通りにならない日々の中にあっても満たされているなあと感じさせてくれるものだと思います。
そろそろ方向転換の時期では。
ご主人と私とは、あまり歳が離れていない。でも子供が欲しい!まずは、その思いに敬服します。
そして和福さんも40代。いままでに、お忙しく大変な環境(仕事)の中でも、何度も妊娠を試みられたこと。お疲れ様です。としか言いようがありません。
さて、このような状況の中で子宝を求められることは、とてもリスクがあること、もう今さら申すまでもありません。重々承知のことと拝察します。
それでも求められるのであれば、医師の診断の元、可能な限りの最善を尽くすしかありません。
でも、それこそ、前世の云々と言われるなら、縁として今生は親子の縁がない。のなら、これ以上は肉体を酷使することは避けるべきです。
子供さんがいなくても、お二人で楽しい人生は送れます。方向転換をされてはいかがでしょうか?
質問者からのお礼
たくさんの問答の中から、私の結婚後毎日悩んでいることにお答えしていただき、大変ありがたく感じます。思う通りにならないことばかりで、亡くなった方がらくなんだろうなと思えることばかりです。投げやりにならず、主体的に歩みをすすめていく。胸につきささります。夫婦でうけとめていこうと思います。本当に救われます。また、つまずいた時は手をおかしください。
旦那の名から一文字もらって、和福(わたる)子どもができたら、この名前にと流れる前の受精卵にどれだけ名前をつけてきたかしら。一度はマタニティ-ワンピ-スまで買いました。こうでもして準備をしていたら、もしかしたら、赤ちゃんがお腹にやどってくれるのでは?と旦那の知らないところで、一人すすめていました。むなしさがありますね。不妊治療でうまくいかず、ハスノハに悩みを相談される方の意見も見ました。皆同じ気持ちで救われます。その上、相談後のお坊さんたちのお言葉にどれだけ涙したか。今日も不妊外来に言った帰りでした。たまご館とひよこ館がある病院。わたしもいつかは、ひよこになりたくて…。でも、もうそろそろ現実を旦那とみていきたいと思います。もしかしたら、一人になるかもしれませんが、その時はまた、新しい縁をみつけれるよう、前向きにいきていきます。