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自信と余裕の持ち方

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有り難し有り難し 6

僕は子供の頃から自分を出すのが苦手で、今現在もそのままです。

思っていることが言えず、あの時ああ言えば良かった、こう言えば良かったと後悔することも多いです。

そんな自分に嫌気がさし色々と考えた末、自分には自信と心の余裕が足りていないという結論に至りました。

自分に自信を持ちたいというのは、勿論自惚れたい訳ではなくて、目の前の人、周りの人々と真っ直ぐ向き合ってコミュニケーションが取れるようになりたいという意味です。

自信があれば自分が伝えたいことも言えるだろうし、心に余裕があれば本当の自分は何を伝えたいのかを冷静にその場で考えることもできると思うのです。

しかしそうは思ってみても、自信も余裕も目には見えないものですし、何をどう心がければ良いのかもよくわからない始末です…

自信と余裕が持てるようになるには、日々の生活において何を心がけて生きていけばよいでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

多少は傷ついてもいいや。

こんにちは。あなたの辿り着いた考えは、合っていると思いますよ。理屈として。つまり、言葉を使った数式のように。
そして、「1+2=3なんだ」というロジックは分かっても、「では、1とは何か?」が分からないでいる。「自信」というラベルのついた箱の中身が分からない。
これはね、誰にとっても共通で客観的なものではないようです。無論、ボンヤリと共通するものではあるでしょう。けれど、数字の1、というほどの客観性は持ってない。
なのでね、せめて「私なりには、自信ってこういう事だと思うよ」という「他人によって表現された主観」をたくさん眺めてみると、「そんなものかな、思い当たりがあるな」というイメージが湧いてくるかもしれません。
私にとっては「多少は傷ついてもいいや」というのが自信というものの「言い換え=内容」かな、と思います。そして大切なのは「自分が実践して経験してきたことである」ということです。
ですから、お尋ねの「何を心がけて?」は、「多少のリスクは取る。多少は傷ついても死んだりしない(大丈夫)」かと思います。しかし「心がける」だけでは自信が手に入るわけではないでしょう。実際に傷ついてみなければ。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

回答ありがとうござます。

自信を持てるようになってから行動に移すという過程を漠然と思い描いていましたが、回答を読んで、まず自分に必要なものは勇気なのだと気づくことができました。

自信が無くてもまずは勇気を出して色々と試してみようと思います。そこで得られる失敗と成功から、自分なりの自信を見つけてみようと思います。

ありがとうございました。

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