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母への気持ち

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

結婚し、子どもが産まれてから、母に対する気持ちが変化しました。
母がどうしても許せないのです。

小さい頃からパチンコ店に連れて行かれ店内に放置されたり、車に置いておかれたり。
中1の時に両親か離婚し、祖母の住むところで生活するようになると、自由気ままに夜遅くまで帰ってこない。

喜ぶと思って買ってきたお土産に文句をつける。

入退院を繰り返すようになった私に「いい加減にして」と言う。

悪阻がキツく入院する程の状態で初めての妊娠で不安な時「目の前でオエオエされたらこっちが気分悪くなるから自分の部屋行って」と言う。

その他にも挙げだしたらきりがないです。
独身時代は嫌と思っていてもまだ許せたのですが、出産後からどうしても許せません。
今同居しているため、子どもの面倒をみてくれたり、夕飯を作ってくれたり、助けられてることも沢山あるので、心から感謝したいと思っても、その思い以上に許せない気持ちが勝ってしまい、すぐに言い合いになります。考え方もかなり自己中心的なので、腹が立ちます。

仲良く平穏に暮らしたいのですが、この母への気持ちはどうすれば抑えられるのでしょうか?
ちなみに、この気持ちをやんわり伝えても「は?偉そうに」というよな返答でなんの解決にもならず、更に許せない気持ちが強くなってしまいました。

回答よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

書き直させていただきます

申し訳ございません。大変失礼な回答をしてしまいました。再投稿させていただきます。

お坊さんが口を揃えて言う事なのですが、感情は抑えられるものではありません。お坊さんだって会うたびに腹が立つ人がいますし、悟った後のお釈迦さまでも、実は事あるごとにマーラ(迷いの象徴)と出会っています。そして負の心は自分自身を苦しめるというような詩と説いて、マーラを退けるのがパターンです。つまり、自分に言い聞かせていたわけですね。

ポイントは、例えば言い寄ってくる異性であるとか、迫害してくるバラモン教徒(異教徒)に対して詩を説いたのではなく、あくまで自分の心の中の迷いに説いているところです。
結局、自分が変わろうという意識を持てないと、人は変われないのですよね。お母さまにかなんさまのお気持ちを伝えても、余計に鼻もちならぬ返答が返ってくるのもそういう所からでは無いでしょうか。

自分が自己中心的になっている自覚の無い人と接するのは正直、難しいです。私は会うたびに腹が立つ人に「広い社会に出ましょう」ということだけ促してできるだけ直接はぶつからないようにしています。ぶつかるだけ相手も意固地になりますので…

それでも一緒に暮らし続けようとお考えでしたら、お母さまはそういう人なのだと欠点ごと受け入れるしかありません。そして、その欠点からイライラしてしまう自分も許すしかありません。実際、どんな聖人でもイラッとする時はイラッとしますよ。
そのイライラを心で抑えようとしても、愚痴が愚痴を呼んで泥沼化します。だから仏教ではイラッとするのは仕方ないけど、それが増幅しないように、頭の中で考えを追いかけない努力をします。イラッとしたまま放っておきます。

リアルタイムで起きているストレスはある程度仕方がないとしても、どうか過去の出来事を思い出してまで苦しまないようにしていただければ幸いです。そして、人の感情は0か100かではありません。どんなに許せない気持ちが大きくても、感謝の気持ちが全て意味がなくなってしまうわけではありません。少しでも参考になれば幸いです。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
産後のホルモンバランスというか、1人目の出産からずっと今まで3年以上経ちますが、気持ちは変わりません。

子どもを持ってから母に対し、自分の子どもによくあんなことが出来たな、よくあんなことが言えたな、自分ならこんなに可愛い子どもにそんなこと出来ない!って思ってしまい許せないのです。
説明不足ですいませんでした。

あと母の更年期はもう終わりました。

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