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自分を大切にする

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いろんな所で、『自分を大切に』と聞きますが、自分を大切にするってどういう意味ですか?
あまり理解できていませんが、理解できてまま考えると、今は自分をあまり大切にしていない気がします。今年40歳になり、女性として、人生として、家庭も作らず、仕事一筋で来たので、色んな意味でゆっくりしたいなぁって思いました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分とは何か

ご相談拝読しました。シンプルでとても良い質問だと思います。

自分を大切にするとはどういう事か…それは本当の自分の願いに目覚めることではないでしょうか。それは自分というものを超えていくような大きな願いです。

でもその本当の自分の願いとは具体的に何なのか…それが問題なのですが、残念な事に人間は自分自身ではそれに気が付けないのです。

なぜならば自分で自分が分からないから。どんなに目がよくても自分で自分を見ることはできません。だから自分を見るには鏡が必要です。仏教の教えはそんな自分を照らし出す教えの鏡なのです。

鏡で自分を照らされずに、自分で思う自分の願いを大切にしようとしても人はけして満足しません。
ゆっくりしたいと思うのならゆっくりすることは大切でしょう。そう感じるくらい身心ともに疲れているのかもしれませんからね。
しかし、そうしていてもいつかはゆっくりすることに飽きてきます。物足りなくなってきます。すると次はあれをしてみよう、次はこれをしてみようと気がつけば自分の思いに振り回されていることに疲れて虚しくなってきます。終わりがありませんからね。

結局は「私とは何なのか?」「何のために生きているか?」などと表現される根本問題にぶち当たっていきます。
仏教の教えの鏡はこの問いに答えを与えてくれるものではないかもしれません。しかしこの問いに迷い、ごまかしながら自ら苦しんでいる自分自身の姿はあきらかにしてくれます。自分が明らかになればこの問いを引き受けていくことができるはずです。

ちょっとゆっくりして休んでみたら是非仏教に自分自身の姿を学んでみませんか?

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

自分なりの答えはまだまだ見つかる感じはありませんが、考え方はわかった気がします。とってもわかりやすかった。ありがとうございました。

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