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「めんどくさい」との向き合い方

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

何かに取り組もうとする時、まず「めんどうくさい」という気持ちが起こります。

それはきっと自分の本音なのだから、素直に従って取り組まない方がいいとも思えます。(仕事や家事など、やらなければならない場合は別として)

しかし、面倒がってばかりで何にも挑戦しなければ、新たな学びや楽しみとの出会いの機会もなくなります。それはとても寂しいことに思えます。

「めんどうくさい」という気持ちが起こった時、素直に従うべきか、少し無理してでも最初の一歩を踏み出してみるべきか、皆様の考えをお聞かせ願いたく思います。

2023年1月7日 17:33

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怠けの煩悩は誰にでもあります

怠けの煩悩は誰にでもあります。
私達は、できるだけ体力・気力を使いたくないのです。
「面倒くさい」は怠けの煩悩と、それに伴う怒りの煩悩かもしれません。
私達は、怠けの煩悩が原因で失敗(ミス)したり罪を犯したり、悩み苦しみストレスを味わうことがあります。
だから、怠けの煩悩は悩み苦しみの原因になると、頭の片隅で理解しておくことは大事です。
煩悩は悪魔にたとえられます。
怠けの煩悩に気付いたら、「これは悪魔の誘惑」と思ってみましょう。
怠けても良い場面と怠けてはいけない場面。
この判断は、あなた自身が決めるしかありません。
また、やるべきことをやっていなかったために他人に損害を与えたりしたとき、法律上「過失」の罪を問われる場合がありますね。

2023年1月8日 0:44
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質問者からのお礼

願誉浄史様

この度は御言葉を頂き、ありがとうございます。

「めんどうくさい」という煩悩や誘惑が出てきたら、ただ従うのではなく、無理に逆らうでもなく、一度自分の頭で考えてから行動を決めるようにクセをつけたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ