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人に優しくされるのが気がかり

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子供の頃、転校した時にそれまで周りにいた友達がいなくなり、当たり前にいた友達が当たり前ではなかったことを知りました。それ以来、「友達」の大切さは実感しています。人は1人では生きていけないことも承知しています。
                                   

しかし、人から優しくされると「この後、お返ししなきゃ」「同じぐらいのお返しができない」と考えてしまい、素直に他人からの優しさに喜べません。
                                    

私が人に親切にした時は相手からの見返りは特に期待していません。しかし、優しさのループができて、それが永遠に続くのではと考えると、スッと相手から離れていく自分がいます。友達との関係が深くなりそうになると、距離を保って付き合いを続けています。なので、広く浅くの付き合いが多いと思います。
                                    

このような考えを持つ根底には、何か恐れているのでしょうか。それが何であるのか知りたいです。そして、人の優しさを素直に受け取るにはどのように考えればいいのか知りたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが人に親切にする時は相手からの見返りを特に期待しないのですよね。
あなたの周りの人も同じだと思いますよ。
あなたに親切にする時はあなたからの見返りを特に期待していないと思いますよ。
ですから、何かお返ししなきゃいけないと思わずにありがたく親切を受け取ったらいいのですよ。
優しさのループはあなたと相手の人2人だけのループでは無く、この世に生きている人全体のループですから、相手にお返しできる時は相手にお返ししたらいいし、他の人に親切にしてもいいし、今でもいいし、将来でもいいのです。
相手にお返しする事を恩返し、他の人にお返しする事を恩送りといいます。
優しさのループがどんどん広がっていったらいい世の中になると思いませんか?
また、人と距離を保ってしまうのは防衛本能だと思います。
相手と近くになれば相手のために使う時間が増えますから、自分の時間が減ってしまいます。
それを本能的に嫌がっていたり。
あるいは、相手と長く付き合えば相手の期待に応えないといけないと常に強迫観念が生まれてしまい、そのストレスから逃れる為に距離を置くのかもしれません。
あるいは、自分の悪い所まで知られてしまうことが怖かったりするのかもしれません。
全ての人と距離を近づける必要はありません。
どうしても合わない人はいますからね。
それに性格の悪い人もいますからね。
ただ、自分を着飾る事なく、ありのままに、悪いところを知ってもらっても受け入れてくれるような、気兼ねなく接することができる友人が少しでもできたらストレスが適度に発散できていいと思います。
またあまり深刻に考えなくても、広く浅くの関係のままでも構わないと思いますよ。
ただその場合は関係を完全に切ってしまわずに、時々手紙や電話やメールで繋がりを維持していたら寂しくないと思いますよ。
最近はメールが増えましたが、昔ながらの年賀状や暑中見舞いなどもいいですね。
あなたの国にそのような習慣があるのか分かりませんが、時々手紙やハガキなどで関係が切れないようにしてみてはどうでしょうか。
「近くに来る際はお茶しに来てね」と一言添えて。

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

三宅様
ご回答ありがとうございます。
とても心が軽くなり、また自分自身を見つめ直すきっかけをいただきました。
感謝しています。

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