迷い
私は子供の頃から御先祖様の供養は大切な事と教えられて来ました。勿論今でもその考えに変わりはありません。しかしながら7年前母に死なれ、父も気落ちしていた為私が葬儀全般とその後の手続きを行いました。その時にも違和感を感じたのがお布施などのお金に関する事でした
今、父も弱りいざと言う時の事を話する事があります。父はお寺さんに対してはとても見栄っ張りです、しかし自分に甘く仕事から逃げ腰でたいして貯蓄もありません。私も息子の学費等今現在をやりくりするので精一杯です。
お布施など聞くと、お寺のある地域で額が決まっているらしくとても用意が出来る額ではないです。子供の進学に貯めているお金は手を付けられません、先祖供養は今生きている者達が犠牲にならなければいけないのでしょうか?
子孫繁栄が先祖供養につながるのではないのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
しっかり菩提寺のご住職と話し合いましょう
お父様のご体調、ご心配でございます。
先祖供養が大切だと考えられることは、尊いことです。我々人間が1人いるということは、両親が2人いるということ。そのまた両親に2人ずついるので4人。10代さかのぼっただけでも、1024人。それまでのご先祖様を全て合わせると、10代さかのぼっただけでも、2046人ものご先祖様のおかげで、こうして我々1人の人間がこの世に存在するわけです。今こうしてこの世にいられることを、ご先祖様に感謝するのは、大切なことだと思います。
しかし、ご先祖様をご供養する気持ちと、お寺にお包みするお布施の金額とは、必ずしも同じではございません。人によって経済状況は異なるので、一概に定額のお布施をお納めすることには疑問を感じます。先祖供養の感謝の気持ちとして、億万長者の方がお納めくださる1万円と、貧しいながら一生懸命貯めてお納めくださる1万円とでは、同じ1万円でも、その1万円に対する気持ちというのは、やっぱり違うと思います。
大切なご子息様のために積み立ててきた学費を切り崩してまで、見栄を張ってお包みする必要はございません。「お布施はお気持ちで」という表現があり、取り方によっては難しいのですが、現在の状況と照らし合わせて無理のない範囲で、お気持ちを込めてお包みするのがお布施の本義だと思います。
ご先祖様の願うことは、かっぱまき様のおっしゃるように、子孫繁栄であり、生きている者たち幸せだと思います。逆に、もし自分がご先祖様の立場だったら、子孫に対してどう思うでしょうか?子孫の息子の進学を諦めさせてまで、見栄を張って自分たち先祖のためにお金をたくさん包んでくれ、と思うでしょうか?私なら、自分たちのことはしっかり気にかけて手を合わせてくれるだけでいいから、かわいい子、孫、ひ孫・・・の幸せを願います。
地域でお布施の額が決まっているなら、菩提寺のご住職に事情を説明し、このお布施にはこれだけの気持ちを込めている、ということをお伝えされてはいかがでしょうか?きっとわかってくださると思います。
先ずは菩提寺にご相談を
先ずは菩提寺に事情をご相談下さい。
遠慮は要りません。
大事な事です。
その上で、もし住職が力になってくれない、納得する説明をしてくれない、ようでしたら、またハスノハにご相談下さい。
質問者からのお礼
ありがとうございました。
一度お話しに伺ってみます。
ここ最近は仏閣に足を運んでいます
全ての宗派が民を救う事が一番である
と信じております。
瑞相寺 三谷様
大変ありがたいお返事ありがとうございます。
とても気持ちが楽になりました、これからも
変わらず感謝の気持ちを忘れず墓前に手を合わせます。
また機会を作り瑞相寺様へも礼拝に参りたいと考えております。
本当にありがとうございました。