hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

愛とお金なら、結婚生活でどちらが必要か

回答数回答 2
有り難し有り難し 44

いつもありがとうございます。
よろしくお願いします。

私には2年半前より付き合っている方がいて、そろそろ正式に結婚の話が進みそうです。
この方をAとします。
しかし、ここ2年半ほど仲良くしていた男の同僚からもずっと好意を寄せられています。この方をBとします。
そして、この2人の方で悩んでいる状況です。

A
年収400万〜500万、容姿◯、コミュニケーション力◯、チャラついて見えてド真面目、私に対して甘過ぎるし優しすぎる、根が優しい、純粋、表面上は子供っぽいが根は大人、常識力△、決断力◯、行動力◯、実家△、向上心◯

B
年収1000万、容姿△、コミュニケーション力◯、生真面目、私に対して優しくて甘やかしてくるが性格的には冷めてる部分がある、表面上は大人っぽいが根は子供っぽい、常識力◯、決断力△、行動力△、実家◯、向上心◯

どちらも、安定した職、20代中頃、性格や趣味も合う、気心知れてる、と言う感じです。

Aの事が好きですし、Bも、私に恋人がいること、結婚するかもしれないことをを出会った時より知っています。
Bのことは友人として好きです。

Bに「結婚する前に、一回付き合って欲しい。二股でもいいし。浮気してもいい。比べてみて、嫌になったら離れたらいい。大事にする。君は体弱いから、無理して働かなくていい。好きなように過ごしたらいい。こっちが稼ぐから。それをさせてあげれるよ。」と言うような事を言われ少し迷いが生じています。

将来の子供のことなどを考えたら、わからなくなってしまいます。
どちらも真剣に思ってくれているのを、この2年半で実感しています。
ご意見を頂きたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

中道。すなわち第三のベクトル

結婚時の年収はあまりアテになりません。育休の間に不倫して無職になるエリートもいれば、刑務所に入っていたのに50億円の投資が全資産の一部という人もいます。ただ、年収を上げるための素養がある人ない人というのはポイントだと思いますけどね。

愛って何でしょうね。どんなに結婚時にラブラブでも、けん怠期に突入すればけん怠期なりの雰囲気になります。子供ができれば妻は夫の肌を拒みがちになりますし、出産に立ち会った夫も妻を女として見れなくなる場合があります。それらはライフステージの一段一段に過ぎないのですよね。実際、お見合い結婚の時代から恋愛結婚の時代になり、離婚率は右肩上がりになりました。愛があれば何でも乗り越えられるわけではありません。
まぁ、一言に愛と言ってもアガペーかエロスかでまた違うのでしょうけど。

さて、ここからが本題です。仏教的に言えば、相手を条件で判断し、ハードルを上げて厳選しようとする心は苦へまっしぐらです。

価値観に当てはめて評価する心を仏教では「取」(しゅ)と言います。もっと良い人をもっと良い人をと、足ることを知らずに求め続ける心を「渇愛」(かつあい)と言います。どちらもバリッバリの煩悩、THE Bonouです。最近はTHEとか言うと古いとバカにされるそうですね。そんなのカンケーねぇ。それも取だし。

話を戻しますが、そうやって煩悩に始まり、煩悩を加速させ、煩悩に終わる結婚を推し進めてきたから離婚率が右肩上がりになって、3人に1人が離婚する時代に突入したのだと私は考えています。

じゃあどうするか。お互いに話し合いを通じて変わることが出来る間柄か。お互いに相手の変化を受け入れることが出来る間柄か。お互いに欠点を許しあえる間柄か。そういうトコだと思うのです。

そう思ってご自分のまわりの夫婦や元夫婦を見渡してみて下さい。いろいろ思う所が出てくるでしょう。

薬と過度の酒、借金癖、ギャンブル、暴力、女癖だけは無条件でアウトでしょうけどね。

すれ違いで解決してしまったようですが、せっかく書いたので…

{{count}}
有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
このお坊さんを応援する

結婚生活には愛とお金両方必要だと思います。

なおさんが、”お相手の”しあわせを、
心から願って行動していけば、
どちらの男性を選んだとしても、
しあわせになれると思います(^_^

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

シンプルですが、欲しかった答えが頂けました。
正直、どちらの方と結婚しても、愛して、尽くせる自信があります。どちらも素敵な方です。どちらも愛せるからこそ、悩んでしまう部分もあるのですが…これも贅沢な悩みですよね…。

将来の子供にかかるお金の事や、親の老後の事など考えると、相手が私に与えてくれる条件を加味してしまいます。これは止められません。

お二人にはもう少し待って頂いて、私がどちらの方を幸せに出来るかを考えてみたいとおもいます。

ありがとうございました。

回答ありがとうございます。

なかなか煩悩が捨て切れず…恥ずかしい限りです。

私は仲良しな両親を見て育ちました。私自身、落ち着いた年齢になってからは、恋人と大きな喧嘩はしたことがありません。
なので、離婚や不仲がよく理解できないんです。誰と結婚しても(一般の誠実な人)、話して、相手の良いところを受け入れれば続くと、軽く考えているところがあると思います。
どうせどちらと結婚しても仲良く出来るんだから、条件がいい方がいいよなぁ…って感じです。

少し深く考えてみたいと思います。

ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ