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言いたいことが言えず、ひとりぼっちです

回答数回答 1
有り難し有り難し 24

長女ということもあり、いつも言いたいこと、やりたいことを我慢して良い子でいました。他人を傷つけることを恐れて、職場の後輩を怒ることもできません。
その結果、優しい人、ではなく他人に舐められ、都合よく使われる人間になってしまいました。
また、人に嫌われたくないため八方美人になってしまうので、何を考えているか分からない、と思われてしまうようです。そのため人と一定の距離以上に仲良くなることができません。
仕事終わりや休日に友人と遊んだりする、普通の人になりたいのにどうしたらいいか分からず、言いたいことも言えずストレスばかりがたまります。
家で一人でいるのは慣れていますが、このまま人生過ごして死ぬのかと思うと、とても虚しい気持ちになります。
私はこのまま1人で生きるしかないのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私メッセージを伝える。

やまめ 様 相談ありがとうございます。

「長女で、我慢してきた、良い子でいた。そして他人を傷つけるのを恐れた。嫌われたくないと思った。」
そして・・・一番傷つけているのは、ひとりぼっちと思う自分自身だった。という事なのではないでしょうか?
最近のベストセラー本に『嫌われる勇気』がありますが、アドラー心理学をベースに嫌われるのではなく、「自分の意思をちゃんと伝えよう。相手を傷つけることなく、勇気づけをして」という本です。一度読んでみてください。アドラー心理学では、自分が好きである、他人が信頼できる、貢献感を持てることが幸福の条件と言っています。
それで、やまめさんは、自分が好きですか?大学院まで行かれたようですから、おそらく勉学、研究にも励んだのでしょう。素晴らしいじゃないですか!自分に自信をもって自分を好きになっていきましょう。
自分に優しくするのです。こんな状況にあなたは、親友にどんな言葉や態度で癒されたいですか?その癒されたい言葉や態度を自分に向けるのです。胸やお腹や腕をさすりながら、自分を癒してください。
自分に優しくして癒される、それを続けて落ち着いたら、今度は、他人(身近に入る人)にその優しさや癒されたことを振り向ける事を想像してください。
仏教でいう、慈悲の心を育てる方法です。
自分が優しくされて癒されたことを他人に振り向けることは、他人を傷つけることとはなりません。共感に繋がっていきます。
具体的には、「職場の後輩を怒る」のではなく、「私は・・・と思う」というメッセージを伝えるのです。癒されている自分は必ずこの「私は」のメッセージをつかうことができます。例えば、後輩に向かって「○○さん、失敗したけど、一生懸命やってるね、私は△△したら、うまくいくと思うけど、どうかな」という私メッセージです。
遊ぶ時も、「○○さんは◇が好きなんだ、私は△が好きなんだよ、今度お互いの好きな事で順番に遊ばない、共通点あるかも」というように相手も自分もたてるようにしていけば、繋がりが持てるようになります。
他にも具体例が沢山あると思いますので、一人で殻に閉じこまらずに、自分を癒して、私メッセージを伝えていきましょう。
お読みいただきありがとうございました。参考までに。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。字数制限でここまでです。遠慮なくまたご相談ください。再礼

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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

温かいお言葉、大変ありがとうございました。お返事をいただいてから2年以上経ってしまったことをお許し下さい。
その後大変なこともたくさんありましたが、2人友達ができました。
今後も頑張って生きていきたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ