怒鳴ってクレームしたい。怒りを抑えたい
運送会社が品物を壊してしまいました。弁償すると言ってくれてますが、梨の礫。いつ弁償してくれるんですか!と電話で問い合わせるうちに、怒鳴りたくなりました。
瞋恚は三毒の中でも特に辛いです。でも怒鳴って弁償させないと自分の損になって運送会社の得になってしまい悔しいことです。
クレームで怒鳴りたいのを堪えています。品物が滅失したことも酷い運送会社の人も許したいし、忘れたい。あの野郎と思うと心が苦しいです。
品物と運送会社に執着しないで忘れたいです。なるべく早く回答するよう求めていますが、電話がきたら、笑顔で話したいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自業自得―目先の得もいずれは損へ
こんばんは。亀山純史と申します。
自分の行いの報いを自分が受けることを「自業自得」と言いますよね。運送会社が顧客に対して誠実な対応を取らなければ、それに応じた報いを運送会社は受けることになるわけです。たとえば、お客さんから預かった品物を破損して、それに対して適切な補償をしなければ、そのお客さんは二度とその運送会社を使わないでしょう。また、そのお客さんは自分の知り合いに、その運送会社の対応を話すかもしれません。そうすれば、その知り合いも、その運送会社は避けるようになるかもしれません。さらに、そのようなお客さん同士の反応が広がれば、その運送会社に対する悪い評判が町中に広がる可能性もあるわけです。確かに、目先の損得だけに目を向ければ、商品を破損したことに対して補償をしなければ、金銭的には運送会社は得をするでしょうが、それはあくまでも一時的なものなのです。逆に、誠実な対応をとれば、お客さんは今後ともその運送会社を使用するでしょうし、その会社の対応が予想以上に良かった場合には、今まで以上にその運送会社を利用するようになるかもしれません。
以上が私からの回答になりますが、現実的な対応については、生活消費者センターのような機関に相談するのも、一つのやり方だと思います。