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夫の実家のお墓に妻は入るのですか

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5年前に夫の父が亡くなり、次男であったため、お墓がなく、本家に入れてもらう訳にはいかないようで、新たに作りました。
私たちの自宅からは、たぶん車で2時間位です。
ふと思ったのですが、私が何かで突然の場合、私は、普通ならそのお墓に入る事になるのでしょうか。
死後の世界は分かりませんし、魂がお墓に留まるとは思いません。正確には思いたくないので、実は何らか留まるものがある…だからお墓参りというのがあるとしたら、私は夫の実家にのお墓には、まず入りたくありません。自分の実家がいいです。

また、私たちの息子は一人だけ。
私の弟にも、また夫の姉二人にも、子供は居ません。私の弟は未婚ですが、年齢的に今後結婚し、子供の可能性は低いです。
となると、お墓の負担は、私の息子が両家を一人でとなり、それぞれが離れた別方向で遠く、時間もお金もかかり、負担をかけさせたくないです。
私の実家の方のお墓は代々古く…それでも、所謂、墓じまいを考えなくてはと思っているところ、不謹慎な言い方ですが、夫の実家、新たに作っちゃうのと思いました。都心に機械式に位牌が出てくるような…その方が子孫の負担にもならないしと。

アドバイス頂きたいのは、いつ何があるかは分かりませんので、私が夫の実家のお墓に入らないで済む方法を、冷静に夫に伝えておくにはどうすればいいか。まもなく成人する息子もいますが。

また、墓じまいは、あまり良くないことなのですか。
たったひとりの息子に影響し、不幸になっても困るので。
また私の実家も墓じまいをするので、夫の方もして欲しい。もちろん、今すぐではなく、息子の代になる前に、私たちのうちに…なのですが、どのように話したら理解してくれるでしょうか。

更に私は多神教のようで申し訳ないのですが、カトリック教会に通っていて、もしかしたら洗礼を受ける可能性もないわけではなく。
そこら辺の知識がなく分からないのですが、カトリックなので、仏教のお墓には入らないとなりますよね。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

終活イベントを活用しましょう。

LaLaさん、こんにちは。

夫の実家のお墓に入りたくないのですね。
お墓は法律的義務はなく、その家の習俗のあり方になります。昔は地域の家制度に則って埋葬する形になりますが、現在は、遠方からの結婚も増え、また墓の後を継ぐ子孫もいない家族も増えてきたため、さまざまな墓のパターンが増えてきています。
 
 亡くなった自分の葬儀をする遺族にまかせるのではなく、自分の死後のあり方を決めたいのであれば、元気なうちに家族と話し合うのがいいでしょう。亡くなった自分の処理は自分ではできないのですから。自分の終活をどうするのか、今から考えることは人生を豊かに生きる方法の一つだと思います。気軽に楽しく考えてみましょう。そういう本も澤山出ています。
 最近は、終活講演やフェアなどのイベントがたくさん行われているので、そういうイベントに参加してみるのもいいでしょう。

 大切なのは、自分の死とは、自分だけの問題ではなく、遺族、そして子孫の問題であるということです。派手な葬式をする必要はありませんが、だからといって葬式が必要ないということではありません。別れの儀式は生きるために経験しておくべき人生の必要な経験なのです。葬式や供養を通して、子供や孫は、生きることの意味を考えるきっかけになり、お墓参り、先祖供養を通して、親孝行だけでなく、正しく生きることの意味を学ぶ文化になっているのです。子供に面倒をかけたくないといって、簡単にお墓をなくす事は、子供・孫たちに、生きる知恵を学ぶ機会をなくしてしまうことになるのです。その上で、自分の死後の対応を考えることは、仏教の勉強も学ぶことにもなります。たくさん学んでみてください。合掌

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★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email;kongozaji@renge.net(気軽にメールしてね!)  直通電話:090-6041-0193(最初はショートメールで) ※※※※※※※※※※※※ 山寺の小さな金剛座寺は10月23日に襲った台風21号で、大変な被害を被りました。大規模な斜面の崩落で客殿が倒壊の危機に陥っています。人生は何が起こるかわかりません。復興に向けて20年努力してきましたが、またリセットになるとは思いませんでした。でもあきらめません。仏さまの教えは「一切皆苦」苦難をなくすことではありません。苦難は必ずきます。それを乗り越える心を作ることが、御仏さまの教えなのです。  ハスノハに訪れる皆さん。私と一緒に人生の苦難に正面から立ち向かい、乗り越えていきましょう。仏さまと共にならば、必ずできます。合掌 ※※※※※※※※※※※※ Email;kongozaji@renge.net 在家から天台宗僧侶になりました。田舎のお寺だからできる新しいお寺ライフを試みて活動しています。特技は手話で現在某大学の非常勤講師で初歩の手話講義をしています。NPO手話技能検定協会理事の役職を頂いて手話学習の普及に努めております。社会貢献として保護司のお役を通して社会更生のお手伝いをしております。 どうぞ伊勢にお越しの際は遊びにお立ち寄りください。また活動は三重だけでなく、埼玉・東京・神奈川などの首都圏、または車でいけるところはどこでも出張で活動しています。仏事のことなら気軽にご連絡ご相談ください。お寺には宿坊もありますので、心のリフレッシュをされたいのであれば、いつでもお泊りくださいね。 私と一緒に、お寺の復興を手伝ってくれる方を募集しています。私とお友達になってください。そして伊勢の山寺をあなたの第二のふるさとにしてください。 ●お葬式や法要、納骨をお受けしております。 エリアは三重・中部・近畿から東京・埼玉・神奈川まで、車でいけるところはどこでも走り回っております。どうぞご相談ください。  (メールが有難いですが、直通電話 090-6041-0193 でもお受けします。なかなか出られないので着信を残してください。またはSNSでご連絡くだされば折り返し電話します。なお電話での悩み相談は10分と決めておりますのでご了承願います) ※もし少しでも回答がお力になれましたら、その感謝のお気持ちを、ご本尊如意輪観世音菩薩さまへのご志納(布施行)でお願いします。ハスノハ活動ができるお寺の維持活動に使わせて頂きます。 ゆうちょ銀行100010-67608891 名義コンゴウザジ 百五銀行多気支店(普)221446 名義シュウ.コンゴウザジ 檀信徒・弟子になって一緒に仏教ライフを楽しみませんか?(檀信徒費志納年1万円) 仏教を人生に活かして楽しみましょう。合掌 

質問者からのお礼

ありがとうございます。
35年後には、両家で息子だけに生ってしまいます。
子供や孫が出来ていたとしても、責任としては息子が対応しなければならない。
私自身が考えると負担なので、心配です。

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