末期癌の母と母離れのできない娘
11月に脳梗塞で母が倒れました。その際に肺癌とリンパと脳への転移が見つかりました。
脳梗塞は小脳のすべてが死滅しており、腫れた時に備えて後ろ頭の骨を外したままにしています。それから二月、幸い母は執行障害が残り時々痛みの訴えはあるものの、食欲も出て倒れた時より体調が良くなりました。
私一人なのと、借家の環境が理由で在宅で見ることができないのですが、娘の私の事を忘れる事もなく、後ろから支えれば歩くこともできるようになりました。
しかし、先日の検査で末期の肺癌で治療ができなくて、余命数ヶ月と宣告されてしまいました。
母も私も元々お互いに依存しており、今回命が助かった事で更に依存が強くなってしまいました。
友人も身内もおらず無職で、ひとりぼっちになってしまう事も怖いのですが、それよりも、そう遠くない未来にくる母との別れが怖くてたまりません。
毎日母の病院へ行くたびに、連れて帰ってあげられない事、治療方を見つけてあげられない事を母に申し訳なく思います。
家に一人で居ると、元気だった時の母や、後悔、不安、寂しさ、色々な感情が押さえられなくなり涙が止まりません。
40過ぎたおばさんが情けないのですが、母の居ない空間が、母の居ない未来が辛すぎて苦しくて仕方ありません。
私と一緒に生きていく気持ちで頑張ってくれている母に何をしてあげられるのか、うつ状態になり、自分のこともままならない自分(今まで母頼りで家事一つできない)をどうしたら良いのかご意見いただけませんか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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私も、最愛の妻を亡くしました
初めまして、お早う御座います。
お母さまの思いも、あなたの思いも、しっかりキャッチさせて頂きました。
まだ障がいをもった長男が4歳、次男が2歳になったばかりで脳腫瘍と言う病魔に妻を奪われました。手術が出来ない部分の腫瘍。死ぬのを待つしかない事にいら立ちや悔しさ、救えない事に自分を絞め殺したい位、責めまくりました。自分を一番誰よりも知る妻。当時いない空間何て、考えられませんでした。次第に意識がなくなり眠ったままの妻でしたが、毎日必死に話しかけ、手を握っていました。生きとしいきる全てが通らないと行けない出来事とわかっていても、胸が引き裂かれ苦しく狂ってしまう辛さでした。
母の亡きお兄さんの娘さんも、彼が癌になり全身に転移をし寝たきりです。最近、結婚をしました。自宅で看取るというお互いの覚悟です。私もそうだったように、例え、30年でも40年でも共に一緒に歩むよりも、濃縮な時は何よりも変えられなく、この幾ばくもない、貴重な今と言う時を大切に歩みませんか?訪れない明日を考えるよりも、今を大切にしませんか?それが今、出来る事だと思います。
心のアルバムに沢山”想い出”を刻み、一日を、一日を辛い時だからこそ笑って悔いがないように過ごして欲しいです。
お母さまも、あなたが悲しんでいる姿よりも笑顔で過ごされる事を願っているはずです。あなたが側にいる事、当たり前の事かも知れません。それが親孝行です。
人は亡くなったら終わりではありません。愛した人の心に入って共に歩みます。お互いが大切な”命の時間”を共に歩み、悲しみから抜け出し、元の笑顔に戻る事が出来たその時・・彼岸(あの世)の元で新たな道を歩んで行くのです。
決して一人ではないのです。大切な二度とこないこの瞬間という今をお母さまとお過ごしください。
いつでも、苦しいとき、辛いとき、ご連絡ください。私の自己紹介にメールアドレスなどが記載されています。
合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
今日も母の病院に行ってきました。
小脳の障害のせいか、子供みたいな母が愛しくてたまりません。
母との毎日を、悲しみや涙だけの日々にしてはいけないですよね。母はまだ生きてくれてるんですから。
今は、毎日母に会える事に感謝していきたいと思います。
先の事はまたその時に思い悩むことにしたいです。