幸せなのに、恨む気持ちが消えません。
初めてご相談させていただきます。私は7ヶ月の娘がいるシングルマザーです。
私は、元旦那を恨む気持ちが消えません。
元旦那とは高校の同級生で、同窓会がきっかけで交際しました。
交際してすぐに私の家に居座ってきました。
家事も手伝ってくれず、家賃も生活費も払ってもらえず、しまいには自分の給与を使い切ると私にお金を要求するようになりました。
断っても毎日のように怒って要求するので、しぶしぶ渡してしまうようになりました。
何度も何度も出て行ってくれと言いましたが、怒って出て行ってくれません。
そのうち、妊娠が発覚して、子どもができた嬉しさから、そのダメな彼と籍をいれてしまいました。
つわりも激しかったので、今までのように仕事をしながら家事もこなして、彼を養うのは地獄のようでした。
もちろん何度彼に言っても彼は変わりません。
束縛も激しかったので、女友達や家族とも連絡をとれない状況で、
誰にも相談できませんでした。
そのうち、精神的におかしくなってしまい、毎日毎日泣き続けるようになってしまい、家族に助けを求めました。
お互いの家族に協力してもらい、やっと彼から離れることができました。
彼は私に
「こんな目に遭わせやがって!お前のこと恨んでる」
と言って慰謝料や養育費を払うことなく、音信不通になりました。
その後、娘を生み、今ではとっても幸せに暮らしています。
シングルマザーでお金の心配はありますが、何の不満も不安もなく、子育てが楽しくて楽しくてしょうがありません。
ですが、彼を恨む気持ちが消えません。こんなに幸せなのになんでこんな気持ちがあるのかわからず悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今を大切に
こんにちは。松阪市養泉寺 釜田隆介と申します。妊娠から出産、そして夫のこと、、、お一人で大変だったでしょうし、元夫の束縛もひどく友達に相談することも出来ずお辛かったでしょう。しかし、今は娘さんと幸せにお過ごしとのこと、きっと日々輝いていらっしゃることでしょう。
べーまま様は現在は、幸せであるけれど元夫のことを恨むお気持ちが消えずにいらっしゃるとのこと、私達人間という生き物はついつい過ぎ去ったことに囚われてしまうといった性質を持っています。べーまま様の場合、元夫から受けた言動や苦い出来事が何時までも頭から離れないのでしょう。でも、辛く苦しかった時を思い出せば思い出すほど、考えれば考えるほど心がかき乱れてしまいます。禅語に「而今(にこん)」と言って「今というこの瞬間は、意識した時点で過去のこととなり、二度と戻ってはこない。だからこそ、今を大事に生きていかなければならない。」と言う言葉がございます。
べーまま様にとって大切なのは、娘さんと過ごす幸せな今を「懸命に生きる事」だと思います。
つまり、目の前にある事柄に気持ちを傾け、それらに全力を注いで、その時、その時を「懸命に生きる」その様な心持ちで日日の生活を送られる事で元夫への恨み、憎しみでかき乱されたべーまま様の心が少しずつ穏やかになっていかれるものと思われます。
今の娘さんとの幸せな日々の継続が大切です。いつまでもお幸せに、そして娘さんが健やかに成長されることをお祈り致します。
釜田 隆介 合掌
変じゃないですよ。
いま、不満も不安もないなら、よかったです。
その気持ちを大切にしてください。
直りかけたかさぶたのように、日常生活には問題ないかもしれませんが、
ベーママさん自身で思うよりも、完治するには時間をかける必要があるのかもしれないですね。
時が解決してくれるチカラを借りることも、人生にはあります。
あるいは、逆転の発想ですが、
彼との生活が大変だったからこそ、
幸せになりたいと思う強い気持ちが今の生活につながっている。
そんな見方もあるかもしれないです。
彼への恨みを完全に消し去りたいという欲ではなく、
心の引き出しにしまって、自然消滅を待つ。
傷つけた彼を気にするのではなく、
ベーママさん自身
~傷ついたけど頑張って乗り越えて今の生活を手に入れたワタシ!
を気にかけてあげることをおススメします。
ベーママさん自身へのまなざし。娘さんのことを思う時間を大切にしてください。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
凄く心に響き、涙がでました。ずっとモヤモヤしてたので、まだ完治してないんだなって思ったら気持ちがラクになりました。
ゆっくり時間をかけて忘れて、これからの娘との生活を大切にしていきます。