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緊張して失敗するかもと不安です

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

受験生です。勉強に身が入りません。

先日、センター試験を受けましたが失敗してしまいました。

私の受ける大学は二次試験が非常に難しいためセンター試験でアドバンテージを得て勝負に臨むつもりで猛勉強しました。過去問の研究も怠りませんでしたし、時間配分や当日のイメトレも何度も繰り返して万全の体制で挑みましたが撃沈してしまいました。

朝から手の震えが止まらず試験後には会場のトイレで吐いてしまうほど緊張してしまい、思うような点数を取れませんでした。

出来ることは全てやったし全力を尽くしたという自負があるが故にとても苦しいです。一切後悔のない受験勉強をしてきましたが、結果がこれだと思うと涙が止まりません。入試は運ゲーだという実感に絶望しています。

ただ、最近は家族や友人の励ましもあり立ち直りつつあります。

しかし、やはり自己採点の結果第一志望の学部を諦めることにしました。国公立で関西には1校しかない希少な学部だったので将来の夢も自ずと諦めることになってしまいました。

元々9割取るつもりで挑んだ試験だったので多少撃沈しても他の学部なら大丈夫だ、という先生方のアドバイスもあり変更しました。

ここからが相談なのですが、二次試験でもセンター試験のときのように緊張してしまったらどうしよう、と不安でたまりません。

また、学部を変えたことで将来の夢も叶わないものとなってしまったことを考えるとモヤモヤしてしまいます。本気で頑張って駄目だったんだからこれでいい、と周りには伝えましたし、実際そう思っています。

しかし頭の整理はつけられても心の整理はつけられず…時間が一番の薬とはわかっていますが辛いです。

ストレスで2週間もかからず4キロも痩せてしまい夜は睡眠導入剤がないと不安で眠れません。

ただ、人生に悲観しているわけでは決してありません。

私は理系ですが、受験生活を通して自分がどれだけ読書が好きかを我慢することで理解できたので受験が終われば小説家を目指したいという密かな目標ももてました…(笑)

一生懸命くさったりせず頑張る所存です。エールを頂ければ、と思います。よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「グー・チョキ・パー」

試験、試合、告白…人生で緊張する場面ってあるよね。

何で緊張すると思う?

「第1志望でアドバンテージとるためには失敗できない」
「9割以上を目指す」
「周囲のライバルに負けられない」

センター試験って、まだマークシートだよね?

実際することって「鉛筆で塗りつぶす」だけだよね?

例えば、買うつもりもない「ロト6」のマークシート塗りつぶすのに緊張する?

実際やってることは今回と一緒だょ?

でも、「第1志望で…」とか、「9割以上…」とか、「ライバルに…」なんて下心持つから、途端に緊張するんでしょ?

『ジャンケン』だって、「何かを賭けて」ってなると心がザワつくけど、「グー・チョキ・パー順番に出すだけ」だったら、単に指の運動だから普通にできるでしょ?

二次試験も、今まで問題集解いてきたように、「設問に答えるだけ」。
『単純作業だ』って割りきれば、緊張する必要ないと思うょ。

心がザワついたら、「グー・チョキ・パー」…
『おまじない』だと思ってやってみな。

「坊さんにも応援してもらったから失敗できない…」なんて思われて緊張させちゃうと本末転倒なので…

控えめに応援してます♪
p(^o^)

6
有り難し
おきもち

曹洞宗寺院の住職です。 GALUCHAT(ガルーシャ)と読みます。 思うところあって『非公開』にて参加させて頂いております。
指名も無いと思いますし、不得手な分野な為、他の回答僧諸師にお任せ致します。

人間万事塞翁が馬

現時点での目標が潰えそうなのでしょうが
目標はあくまで目標であって
その時点その時点で変わっていくものです。
初めの目標だけが
あなたの人生での最高到達地点ではありません。

私の話をすれば
お寺の生まれ育ちではなくて
医者を目指していました。
でも学力が足りなかったので理学部に変更し
でも志望校に受からず2浪しました。
3年目も結局ダメで最後のすべり止めに入学しました。
大学生活の中で実験が好きになれず
証券会社に就職しました。
でも営業職に馴染めず
ずっと希死念慮を抱いていました。
顧客のお寺さんとの付き合いの中で
徐々に元気になって仏教が好きになり
縁あって今のお寺に転職し僧侶になりました。
まさか自分が僧侶になるなんて
10代の頃は全く想定していませんでした。
でも今の自分に満足・感謝できることを
とても有難く良かったと思っています。

人生はそういうものなんだと思っています。

5
有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

質問者からのお礼

回答、ありがとうございます。
人間万事塞翁が馬…そうか…と思いながら読み進めると驚きの経歴でビックリしてしまいました…笑 三年間も辛い受験生活に耐えたこと、凄すぎます。私は浪人は許してもらえる立場なのですが、我慢続きの『忍耐』の生活を続ければ鬱になることはミエミエなので諦めました…笑 まさに私がかけていただけたらと思うお言葉ばかりだったので、何だか自分を許してあげられそうな気さえしてきました。ありがとうございました。

自分が思いつきもしなかった考え方で目から鱗の気分です。下心、というワードでつい笑ってしまったのですがなんだかそう言ってしまうとしっくりきました。今まで向上心をもって1点でも多く得点しなさい、と指導されてきたのでそういう表現だとなんだか回って違うように聞こえますね…笑 一生かかってるんだから死ぬ気でやれ、と鼓舞されがちだったのでそれも相まって過剰に緊張していたのかもしれません。本番には空欄を埋めるぐらいのつもりで挑みたいと思います。ありがとうございました。

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