人の趣味・生きがいについて
こんにちは。お世話になっております。
今日は人の趣味・生きがいについての相談をさせていただきます。
ある時テレビで、漫画やアニメ、声優の特集でインタビューが行われていた時のことです。
家族で見ていたところ、母が
「オタクって気持ち悪い。二次元しか好きになれないなんて。」
と言いました。すると兄弟が
「存在が寒い。不快だわ。」
と続けます。
私はその場でチャンネルを変えました。
それでもまだオタクについて否定する言葉が飛び交います。
このときはただただ悲しかったです。
なぜかと言うと、私の友達がオタクだったからです。
私は、アニメやゲーム、漫画、インターネットを厳しく制限する家庭でした。
そのことで学校では話について行けず、いつも親から薦められた本を読むばかりでした。
そんな時、声をかけてくれたのが彼女でした。
彼女は漫画やアニメ、声優も大好きで、そういったことに疎い私にとても楽しそうに、その魅力を語ってくれたのです。
そして、漫画も一緒に読んで、気に入ったものを貸し借りをし、家でこっそりと読んで感想を語らいました。
ところがある日、漫画を持っているところを母に見られてしまいました。
その本は何か、どこから持ち込んだものか、すぐに問い詰められました。
内容を正直に話すと、特に怒られることはなくそのまま会話は終わりました。
その次の日からです。
ことあるごとに母は
「ゲームごときに」
「漫画なんて下らない」
などと口に出します。
兄弟は私の友達を貶すようなことを言いはじめました。
私は言い返せませんでした。
それまではただ勉強して、テストで良い点と高い順位を取っていれば、家族は私を肯定してくれました。
それが、たった一つのことで崩れ去りました。
家族に否定される日々が続き、とうとう私は友達をも否定してしまいました。
彼女は怒ることもなく、決まり悪そうに謝りました。
今思うと本当に最悪な選択をしました。
そのまま卒業し、今に至ります。
あの時から決まった趣味もなく、また退屈で空っぽの人間になってしまいました。
ただ勉強という作業をこなし、家族に否定されることがないように。
それでも心のどこかで、彼女と遊んだ日々を思い返しては、後悔している自分もいます。
ここまで長々と書いてしまって申し訳ありません。
どうかご助言をいただけますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の趣味は他人がどう言おうが、貫きましょう
辛い思いをされましたね。
私もアニメオタクではなく、アイドルおたくなので良く気持ちがわかります。
またパソコンオタクでもあります。今から30年ほど前からパソコンと無線をしていました。
親は最初こそ容認していましたが、大人になってパソコンで仕事しようとしたら、「寺にパソコンは要らない。」と言われ、悲しい思いをしました。
ネットもインターネットを97年に始めましたが、寺のFAX回線を無断で使ってました。
パソコンとネットコミュニケーションは私の趣味なのでそこは押し通しました。
また近年アイドルレコードにはまり、600枚以上持ってますが、レコードサロンという持ち込みレコードをかけてくれるところでも、差別されました。
歌謡曲や演歌より下に見られるのです。我を通してましたが、疲れたのであまり最近は行ってません。
私もダラダラ書いてしまいましたが、人は人私は私なんです。好きなものは好きなんです。
最後に私の大好きな槇原敬之の歌詞で締めたいと思います。
好きなものは好きと言える気持ち抱きしめたい。どんなときも 槇原敬之
人生を豊かに
拝読させて頂きました。
私も井澤 師がおっしゃるように人は人でいいかと思います。それが家族であろと価値観が合わないことはよくあることですからね。
また何でも否定してしまうことは自分の世界を小さくしてしまうことです。いろんなことに興味や関心を持つことは沢山の世界を知り沢山の価値観を理解することになり、ひいては自分を知ることにつながります。
自分が何が好きで興味があるのかを知ることは自分自身の内面を知ることですからより造詣深く生きることにつながりますからね。
ましてアニメは世界的に見ても主要な文化の中核をなしています。
ディズニーは沢山の世界の人々に夢や希望を与えて成功しています。
スタジオジブリのアニメーションは日本のみならず世界からも高い評価を得ている名作を世に送り出して私達を成長させてくれています。いわば無限の夢や希望や可能性を私達に与えているのでし、今後も沢山の方々に影響を与え続けていくでしょう。
ちなみに私もアニメ大好きですね、アルプスの少女ハイジやフランダースの犬で子供の頃成長して、ルパン三世や風の谷のナウシカに熱心に見入りましたからね。
いずれにしろあなたが友達から受けたことをこれからも心の中で大事になさって下さいね。
嫌いな人や価値を見いだせない方のことは気にしないでください、わからないのは世界を狭くしていることになりますし、いろいろなことでもつぶしがきかないことや受け入れられないことにつながります。
ですから気にしないで下さい。
あなたにとってこれからも沢山の方々があなたにいろんなことを伝えて与えてくれます。どうかこれからも沢山の友達とのご縁を大切になさって下さいね。
あなたが大切な友達との出会いやご縁に恵まれて心豊かに生きていかれますようにと切に祈っておりますね。
質問者からのお礼
井澤隆浩様
Kousyo Kuuyo Azuma様
相談にお答えいただき、ありがとうございました。
人にはそれぞれ価値観があって、家族であっても否定されるのは仕方のないことなのですね。
少し悲しく思うところもあります。
また、温かなお言葉をいただき、友達と遊んだ日々を思い出しました。
初めて、自分のお小遣いで買った漫画を一緒に読んだ時は、今までになく楽しかったことを覚えています。
久しぶりに本棚からひっぱり出して読んでみました。
相変わらず面白くて、続きを読みたくなりました。
その漫画はまだ連載中らしく、単行本も続々と出ているようです。
学業にも励みながら、少しずつ揃えていこうと思います。
今度は何を言われようと、友達も、趣味も否定しません。