弟がお参りに行きたがりません
何故だろうと私の中で不思議に思っていたことがあったのですが、今日親戚とお話をしていてそれを思い出し、その答えがとても気になってこちらに質問させて頂きました。
私には二つ下の弟が居ます。
弟は実家で両親と祖母と暮らしているのですが、数年前仕事が嫌になり仕事を辞めてしまいました。辞めて3年程になります。
就職もせずです。かといって引きこもっているわけではないのですが、明らかに仕事をしっかりしていた時期に比べると覇気はありません。
そして私ともなかなか目を合わせなくなりました。心の中を見透かされるのではと怖がられている気がします。
そんな弟が仕事を辞めてからだと思うのですが、家族でお正月に神社にいったりしても気がついたら私達について来ずお参りをせずに階段の下でいるんです。
たまにお坊さんのお話を聞いたりもするのですが、その時も気がつけば一緒におらず、一人でささっと何も言わずに下で待っているんです。私はおかしいなと思って何度も一緒に行こう?と言ったのですが、異様な程に頑なに嫌がるんです。
以前の彼はそうゆう場に行っても普通についてきて他の一般の方々と一緒で普通にお参りをしていました。
今日その事をふと思い出して少し気になりました。異様な程の拒否感にとても引っかかっております。
そういった方は他にもいるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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時機純熟
ご相談拝読しました。
弟さんのことが気にかかるのですね。お参りへの不参加について、何故かはわかりませんがとにかく嫌なのでしょう。
そういう人も他にもいるかもしれないし、誰だってそういう時期もあるかもしれません。
「異様な程」というのがどの程度か分かりませんが、あなたはお参りしてほしいという思いがあるからなおさらそのように感じてしまうところはないでしょうか。
「こうしてほしい」「こうなってほしい」という思いをかける前に、誰かが弟さんの思いを聞けたらよいですね。
面と向かって話すのは今は難しいようですから、TVでもみながらとか、何かしながら「最近どう?」とポツリポツリとでも話が出来たら…。
つい「しっかりしてほしい」という期待からの言動をしてしまいがちになるかもですが、弟さんも繊細に読み取って感じる部分があることでしょう。きっと自分でもそのように自分を責めてしまう部分がなくはないでしょうから。
時機純熟ということがあります。
「今が正にその時!」というタイミングでないと人は動き出せないものです。それは本人も周りも思い通りにできるものではないでしょうが、それでもそのタイミングを促せるように、ご家族のだれかが弟さんの心情をそのま受け止められたらよいですね。