お寺を移る場合について教えてください
一年前に父が急に亡くなり、本家に勧められるまま本家当主と住職が古くから友人関係としての付き合いがあるお寺(臨済宗になります)にお世話になることになりました。
つい先日、父の一周忌を終え、節目としてお寺を移りたいと考えています。
理由としては、昔から本家筋から難癖や高圧的な行動を受けることが多く、折り合いが悪いという状態にあります。本家と付き合いがあるお寺さんでこれからもお世話になると本家関係で不都合が生じてしまい(この一年で実際に何度かありました)、出来ることであれば避けたいと思っています。
移らせていただきたいと考えているお寺さんには事情などを説明し、受け入れていただくという話はついています。
なので、質問としては、一年お世話になったお寺さんに移らせていただきたいという旨の話をしっかりとつけるべきかどうか。つけるべきであれば電話だけでいいのか直接伺うべきなのか。お気持ちとして包ませていただいた方がいいのか。など、寺を移ることに関して、行った方がいいことなどを教えていただきたいです。
なお、お墓はまだなく、今のお寺さんに遺骨や位牌などは一切預けていない状態です。
よろしくお願いします。
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貢献する気持ち
憲法で【信教の自由】が保障されているので、何か特別な契約でも交わしていないかぎり、特には何らかの手続きの義務はなく、いきなりいなくなって、勝手に他所へ移っていっても何ら問題はありません。
しかしながら、あなたの中にそんな失礼な事はできないというお気持ちがあるのであれば、そして何らかの感謝やお詫びのしるしをと思う善意と良心があるのであれば、あなたのその後の夢見が悪くならないようにするためにも、やはりできるだけ丁寧に義理を果たしていくべきでしょう。
もちろん、きちんと足を運んで住職様のお顔を拝見しながらお話しされるのが好ましいと思います。今どき離檀料をよこせなどというお寺があるのかどうかはわかりませんが、お世話になった寺院への最後の貢献として、【御仏前】を包んでいくといいかもしれません。もし多少のご負担が可能なら、【永代供養】に付かせていただいてはいかがでしょうか?
電話した上でご挨拶に。戒名もらった住職は師匠。
いったん電話であらましを説明した上で、ご挨拶に伺ってはどうでしょうか。
お墓や遺骨を預けていないなら、不都合はないように思います。
伺う際には、「御本尊前」か「御仏前」と書いて5千円から1万円程度のお金を包んでお供えしてはどうでしょうか。
檀信徒としての年会費や負担金など、お寺ごとに違いますが、未払いのものがあれば精算をする必要があります。
亡くなったお父さんは、今のお寺の住職さんに戒名をつけていただいたのでしょうか。
だとすれば、今の住職さんは仏道においてはお父さんの師匠です。
弟子が、お世話になった師匠のもとを去り、別の師匠を求めて旅立つ。
そのような心境で臨まれれば、失礼はないと思います。