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仕事復帰への不安と考えすぎる性格

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有り難し有り難し 6

この春から、以前働いていた会社で働きます。
5年前、過度のストレスで心のバランスを崩し、身内の介護や不妊症と向き合いたいという理由もあって長らく勤めていた会社を退社しました。

色々落ち着いた2年前から、仕事を再開したいと思っていましたが、一歩踏み出せない日々が長く続きました。そしてやっとこの春、仕事に就く目処が立ちました。以前働いていた会社から復職のお話しをいただきました。

一から頑張っていこうと思っています。

ただ、あの頃、精神的に追い詰められていたことが思い出され、怖くなります。ブランクがある以上不安はつきものなんでしょうが、それ以上に、人間関係を上手くやっていけるのか、自信がありません。
パニックになったらどうしよう、また吐きながら仕事をする日々に戻ったらどうしよう…と、不安に不安を重ねてしまいます。

いつも、物事を考えすぎてしまい、空回りしたりして自分を追い詰めてしまう癖があります。
石橋を叩いて渡るのではなく、叩きすぎて壊してしまうのです。
この性格を何とかしたいけれど、なかなか上手くいきません。

新なスタートを前に、こんな考えすぎる自分を何とかしたいともがいています。

こんな自分で会社に戻ったら、またつぶれやしないかと心配です。
考えすぎないにはどうしたらよいのでしょう?
生きるコツが知りたいです…


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不安やストレスは悪者でしょうか。

はじめまして。私も自分に自信がなく周りとの関係を気にして生きています。

自ら傷つけて人生を送っているなと感じるのですが、同時に何が生き方をそのようにさせているのかという問いを持って生きています。

私の場合は理想の自分を思い描いて、それに合わない自分は軽蔑すべき自己であり、また強い自分でなければ周りから見捨てられてしまうと。
生きる意味というのは弱い自己を克服し、強い自己を実現する所に開かれてくると思い込んでいました。
しかし本当にそうなのでしょうか。

強い自分・理想を思い描いて弱い自分を捨ててゆく生き方は、実は傲慢ではないでしょうか。私たちが生きる身は「苦悩する身」と教えられました。
そして苦悩する身を仏様は「ご苦労なさいますね」と言って案じて下さっている。決して軽蔑されないですよ。

仏さまは苦悩する私を引き受けて下さっています。そのことを思うと不安になったりストレスを感じたりする自分を大切にして生きようと想い至ります。

悩んだり考えすぎたりしても良いのではないでしょうか。梅花さんの真面目に悩むお姿に尊さを感じすにはおれません。

御身大切に。

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有り難し
おきもち

社会を上手に生きれない方々とご縁があります。 悩む姿に共感を覚えます。 ...
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質問者からのお礼

桃川英明様
早速のご回答ありがとうございます。
自信のなさも悩みのひとつでした。そしてその理由を考え出すと、どんどん止まらなくなります。何事に対しても、つい考えすぎてしまうのは、一種の癖のようなものかもしれません。長年染み付いたこの癖を克服したくて、また悩む。その繰り返しになってしまっています。
今は、不安も含めて受け入れて、なるべく心を落ち着けて仕事に向かえたらいいのですが…
弱さも含めて自分身を愛することができたら、もっと生きやすくなるのかもしれないですね。
怖いけど、潰れてしまわないように、何とかやっていきたいです。

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