お坊さんになりたい
高校生です。
最近、具体的な進路として、僧侶になることを志望しています。仏教系の大学に進学したいと考えています。
僕は、般若心経の教えに感動し、観音経には苦しかったときに救われました。みんなが幸せになれるようこの仏教の教えを広めたい!と考え、僧侶を目指しています。
そこで質問なのですが、僧侶のあるべき姿はどのようなものが挙げられるでしょうか。
上記の質問以外にも、いろいろ教えていただけるとありがたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
素晴らしですね!
初めまして、今日は。
私は45歳で出家をし、修行をしてお坊さんになり自宅の一室を手作りのお寺として開山させて頂きました。
お寺巡りが好きだったのですが、14歳の時に真言宗 東城寺様と言う今は住職不在の由緒あるお寺のご住職様と仏縁を頂き交流をさせて頂きました。
その後・・サラリーマンになり日々を追われていました。そして結婚をして2児の父として仕合せな日々を過ごしていましたが、全てが崩れ去りました。妻を脳腫瘍で看取り、長男には重い障がいが見付かりました。救えなかった自分に自暴し、追い詰められて一度は自殺をしました。蘇生され結果・・より苦しみました。それから数年後に、ご縁があり過去に生きていた私や、子ども達を純粋に救い寄り添いたいと言ってくれた彼女が現れましたが、昨日9年目となる東日本大震災で失ってしまいました。
当時、神も仏もいない!とそれでも・・これでもか、これでもか・・と嫌になるほど苦しみ、困難が現れました。もう駄目だ・・と何度も泣き崩れては子ども達に救われました。大切な人の死。そして多くの気づきを与えられました。
得度を授かる前日、ご師僧さまからこんな事を言われました。
過去の困難は決してマイナスではなく、いつかその経験が困難の中の人を救う事になりますよ。必ずその過去の出来事が何故あったのか・・その答えがわかる時が来ます・・
そう、お話をされました。今、時空を超え・・色々な答えが現れています。
あれだけ憎かった仏の弟子になり、今も多くを学ばせて頂いております。抜苦与楽(ばっくよらく)の為に、仏教や僧侶が居るのだと思います。私は初心者マークのお坊さんです。hasunohaさまで活躍されている素晴らしい先輩僧侶さまのように近づけるように日々を修行させて頂いております。
私が愛する真言宗は、開祖空海様が弘法大師さまになられて1100年目です。昨日、被災地に綺麗な虹が現れたように、未来の懸け橋となり素晴らしい仏教の教えを引き継ぎ引き渡して行ける存在になりたいと願っております。
夢や希望は捨てない限り逃げません。志を忘れずに・・芯をしっかりと根に張ってあなたらしく夢に一歩、一歩丁寧に歩んで行って欲しいです。運命も人生もいくらでも変えられます。あなたらしく人生と言う長い冒険旅行を仕合せに歩めます様に。
合掌 礼拝
質問者からのお礼
お返事有難うございます!
お坊さんになるには宗門大学に進学するのが一番だと考えていましたが、それ以外にも道はあるのですね。いろいろ人生経験をもつお坊さんを目指します。