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自分が好きだった自分に戻りたいです

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有り難し有り難し 12

以前の私は物事によく関心を持って、好奇心旺盛で、物事を肯定的に捉えることができて、人に対して明るい笑顔を見せることができました。

しかし、失恋をきっかけに以前の自分を見失ってしまいました。(お互いに大人になりきれずすれ違い、恋人関係を解消してしまいました)

今はすぐに疲れて、毎日泣いて、朝目覚めた時から憂鬱で、友人にも心を開くことができず、何もかも面倒で、だらしなくて、怠けて、趣味にしていたことすらやる気が起きません。

やるべきことがあるのに、それも怠けて、「怠けてしまった」という焦燥感と罪悪感が何よりもつらいです。
好きだったものも遠ざけて、やるべきこと(やらないと後からもっと大変になると分かっていること)から逃げて、日がな一日泣いたり寝込んだりすることが楽だと、私は勘違いしているのでしょうか。

以前の自分が好きです。今の自分も、自分自身である以上嫌うことはありませんが、この状態で生きていくのはあまりにもしんどいです。最近はもう、以前の自分がこの相談の最初の行に書いたような心持ちだったこともなんだか信じられないくらいです。もしかして、(自分ではそうは思わないのですが)自分が愛した人に愛されない自分自身が嫌になってしまったのでしょうか?私の自己肯定感はそんなものだったのでしょうか。。

私の好きだった私にもどるためのアドバイスをいただきたいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずはリラックスから。

追伸:お礼メッセージありがとうございます。急に無理せずに、ストレスを感じたら、リラックス。呼吸法が心地よくなれば、ヨガとか、座禅会とか、お寺の瞑想会とかに行ってみると、良いと思います。頑張り過ぎないように、マイペースで行ってくださいね。ご縁に感謝申し上げます。m(__)m

おやすみ 様 相談ありがとうございます。

失恋から、やる気が出ず、怠惰になって、さらにそれに罪悪感を感じているのですね。
怠惰ではなく、リラックスしよう。体に優しく、心に優しくしてみよう。
自分を責めてはいけませんよ、リラックスできませんから。
ちょっとゆっくり座って、背筋を軽く伸ばして、深呼吸をゆっくりしよう。
深く長くゆっくりとした呼吸で、出る息と入る息に集中しよう。
深~く、長~く、無理のない腹式呼吸で、リラックス。
そして、貴女の意識を内側に向けてみよう。感覚器官に左右されずに、心の内側に深く入っていきましょう。そして、こう思ってください。
「心の奥底には、優しく、温かく、輝く、自分自身の愛情が眠っている。
その愛情を私は感じる。私は温かさや優しさ安らかさ愛情を自分の中に感じる。」
と。
温もりを感じてください。自分の中にある優しさを感じてください。
リラックスしたままで。

さて、あなたは、以前の「物事によく関心を持って、好奇心旺盛で、物事を肯定的に捉えることができて、人に対して明るい笑顔」の自分に戻りたいとおっしゃってますが、自分の奥底に愛情や優しさや安心を感じるように居れるあなたは、以前の自分ではなくそれを超えた、自分の目的や夢をしっかりと追い続けて、一歩一歩進めるあなたに成るでしょう。自己肯定感は自分で自分に思いやりや愛情を向けて起こってくるものです。愛する人に愛されないという失恋の出来事は、感覚器官に左右されて惑わされているだけです。意識の外の出来事です。意識を内側に向けて、あなたの心の中に備わる、優しさや愛情を感じていきましょう。きっと一つの段階を超えた、以前の自分以上のものを感じるでしょう。
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋 孝修様、ご回答ありがとうございます。怠惰ではなく、リラックスが必要なのですね。怠惰になる時間はたっぷりあったのに、「リラックス」という言葉はすっかり忘れてみました。早速、腹式呼吸でのゆっくりとした深呼吸と、それに合わせて自分の心の中に入り自分への愛情を思い出すことを実行しました。温もりに包まれているような、自分の中から温もりが溢れ出してくるような心地になりました。自分を愛するという言葉を今日までいまいち理解できていなかったのですが、この安心感を自分で生み出すこと、それに包まれることで、「自分を愛する」が分かってきたように思えます。感覚に惑わされずに、自分の内面に意識を向ける。今日も、これからも私に必要なことだと確信しました。大事なことを教えてくださってありがとうございます。
「以前の自分以上のものを感じるでしょう」というお言葉からも、前を向いて生きていくための勇気を授けていただきました。
今日いただいたご回答は、これから困難に直面するたびに思い出したり、読み返させていただこうと思います。そして、困難の度に折れるのではなく、自分の成長の糧にしたいです。ありがとうございます。

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