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親にブスだから整形させたと言われ苦しい

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母親の話です。進路については私の思うようにさせてくれましたが容姿に関しては小学生の頃からあれこれ見た目に口を出しては何か使い古しの物や施術を押し付ける人です。挙げたらキリがありません。

一方私はというと小中学生の頃に容姿でいじめられ、無視され、笑顔が下手と言われ、化粧した顔を初対面の人に鼻で笑われる人生を送っています。つまるところブスですね。

大学生になる頃に突然母に「二重整形をしない?」と言われました。その時は断ったのにまた数年して同じことを言われたので親を黙らせるためだけに整形を承諾しました。二重になっても顔が美しくならないことは化粧で分かってたけれど「整形を承諾したのは自分だ」と自分を納得させて言いなりになりました。
整形した私に母は何も言ってきませんでした。褒め言葉も労いも何も。

整形してから2年後、今度は「他のところも整形するならお金出すよ。」と。まるでこれから他のところも整形するのが確定してるかのような言いぶりでした。言葉の真意が分からずに頭が白くなって何を言い返したのかも覚えてません。
それからずっとこの一連の整形や記憶や言葉が頭の中にチラついては今に至るまで苦しんでいます。

さらにこの発言から数年経ち、ずっと疑問に思っていた「なぜあの時整形しろと言ったのか」を勇気を出して母に訊きました。その答えがタイトルにあるものです。「あなたの顔は社会に受け入れられづらいから整形した方が良いと思った」「あなたのためを思って」「嫌だと思ったならスルーして」だそうで。
ブスを受け入れる社会などありませんでしたからその通りだと思います。でも子にこんな事を言い放って自分を正当化する親が存在するなんて…上手く言えないけど怒りや哀れみや絶望、無理解を感じました。
生まれた時から持ってる顔が生きるのに相応しくないなどと、よく言えたもんだなと。以来母親とは連絡を絶っています。実家を出ていたのが唯一の幸いです

思った以上に文が長くなってしまいすみません。出来事を並べていたら自分の気持ちをあまり書けなくなってしまいました
整形は後悔してませんけど母の事を一生許す気になりません。母の行いが親として良いものなのか全く分かりません


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そのままのあなたで

こんにちは、初めまして。

このハスノハを頼ってくださって有難うございます。
お辛い胸のうちをお話くださり、心の晴れないあなたの様子が伝わってきます。
「出来事を並べていたら自分の気持ちをあまり書けなくなってしまいました」とのことなので、まだお話し足りない部分があるかもしれませんが、お書きになられた範囲で私の感想を述べようと思います。

これまでお母さんに外見を貶されて、さぞ苦しかったと思います。「生まれた時から持ってる顔が生きるのに相応しくないなどと、よく言えたもんだな」というあなたの感覚はとても正常です。お母さんの方が根本的に間違っています。母親としても、一人の成人としても。

しかし、あなたはお母さんを否定しながら、依然としてお母さんの価値観に引きずられている感があります。「ブスを受け入れる社会などありませんでしたからその通りだと思います」と言われているところがその証左です。

確かに、外見が有利に働く局面は社会にありましょう。しかし、その価値観の中で生まれるのは、美か否かという優劣関係でしかありません。人間を優劣で見ていくものの見方で人生を埋没させるのは、とても勿体無いことだと思います。そういった優劣、上下で見る視点は、学歴、経済的環境、友人関係、子育て等々、様々な見方にも同様の影響を及ぼします。人から見下されて劣等感を持ち、人を見下して優越感を持つ・・・。あまりにも不毛な繰り返しです。「化粧した顔を初対面の人に鼻で笑われる人生」という言い方は、あなたがまさにこの価値観の渦中にあることが分かります。劣等感の連続の状態なのではないですか。

このままの私で生きていくんだ、と断捨離しませんか。見下されるのも、見下すのももういやだ。生きているそのままでいいじゃないか。気に入られないのなら、無理して気に入られなくてもいい。母親のような気の毒な生き方はしない!。思う存分楽しんで、思う存分生きてやる!。それでいいと私は思います。

そういった内面の充実は、必ずその人柄として伝わっていくでしょう。
落ち込んでいたら、笑えるものも笑えなくなります。
さあ、微笑んで白紙の一日をはじめましょう!

あなたの幸せを願って。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
女である限り死ぬまで望まない美醜の土俵に居させられるものと思い、見下される事をやめられやしない。と最初にお返事読んだ時は思ったのですがよく読み返して「見下されたからといってこちらが劣等感を感じてやる必要はない」という解釈に落ち着きました。
それと母の事を「成人としても根本的に間違っている」「気の毒な生き方」とまで言い放っておられるのを見て正直スカッとしました。自分だけがおかしいのかと考えることもありましたので…
ずっと一人で抱えていたのでそれに耐えられず、とにかく誰かにこの話を聞いて欲しかったんだと思います。聞いてくれてありがとうございました。

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