凄く優しくて損ばかり
私は凄く優しくて損をしてばかりの人生です。そんな自分を変えたくても変えられずに後悔や恨みが増えていきます。明るく自由に気分軽やかになんて人前では言ってますがそんな人生で感じるのは悔しさや人間不信感ですよね。そのような人生を変えるにはどうすればよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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損得のない生き方
ご質問いたしました。
お気持ちはほんとうによく
わかりますよ。
愚僧も、人を放っておけない、
お節介で、
お人好しです。
損ばかりしていました。
いまでも損ばかり(笑)
ある時に、
御老師さまから、
損ばかりしているなどと、
寝言を言っているようじゃ、
本物じゃないな!
と言われました。
何故か?
何故だと思いますか?
相手からの反対給付を
期待しているからなんですよ。
反対給付とは、
感謝してもらいたいとか、
御礼を言われたいとか、
逆に言うと、
相手からの、
仕事押し付けて楽できた!
と思われても平然としていられる。
仕事に人よりも余分に、
したとしても、
いっぱい仕事をさせて
いただいたと、
感謝ができるように、
なりたいものですね。
愚僧もその域には
まだ達していません。
何となくわかってきたような。
お寺の周りの草刈りをする、
落ち葉やゴミを集める、
雑巾掛けをする、
掃除機をかける、
窓を拭く、
トイレ掃除は、
徹底して行う。
身体を使って、
一生懸命に汗をかく、
そこには、
自分が自分のために、
精一杯働く、
人のためにだと思うと、
憎くなります。
自分自身のできる範囲で、
自分ができることをする。
それで十分かと。
どんどん、損してまいりましょう。
働いたおかげで、
体調がいい。
気持ちが達成感で、
満たされた。
ありがたや
有り難や、
お陰様の人生で
ございます。
あなたさまの
ご多幸を祈っていますよ。
素晴らしい人生に乾杯。