真面目で一生懸命すぎる自分に疲れる
私は自分で言うのもなんですが、真面目な性格で何でも一生懸命取り組む性格です。
職場でもそのように働いており、一生懸命になりすぎて仕事を任されすぎたり、余計なことまで背負い込んだり、人に頼られすぎたりで急に辛くなることがあります。
それで辛くなって仕事を変えて「今度こそ頑張りすぎず…自分を追い込みすぎず…ちょっと力抜いて仕事をしよう」と誓うのですが、また頑張りすぎて今仕事自体も嫌だし自分自身を追いやってるそんな自分も嫌になっています。
他人がいい加減な仕事をしてるのをみるとそれをできるその人が羨ましくも思うし、許せなかったりもします。
自分ですごく生きづらい性格だなと思ってますが、まだこの先長い人生だと思うとどこかで自分を変えないとだなと思っています。
もしよろしければこんな私にアドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何より大切なことは、自分の能力とキャパシティを知ることです。
そこが あなたの長所でもあり短所でもあるのね。
「私」は「私」を生きるしかないですから、どこかで息抜きをしたり手を抜かないと、燃え尽きちゃうわね。
いい加減になるというよりも、バランスを取るということを心がけませんか。
私もいろんな事を取り組んでいて、「いつ寝ているの?あなたが何人もいるの?」と言われたりしてしまいます。そんなわけないじゃんと(笑)
スケジュール管理をして、仕事の順番を決め、自分時間もちゃんと確保する。そして何より大切なことは、自分の能力とキャパシティを知ることです。
人間はいくら頑張っても、自分の能力以上のことは出来ませんし、キャパを越えると全てがバランスを崩します。自分の持つ力と出来るキャパの中で、最大限に能力を発揮することが、一番 達成感があり頑張れるのです。そうすることで、力が身になり成長に繋がる。
でもそれだけに振り回されるのは、あまり刺激もなく、充実感や満足度は低い。だから仕事から離れて、自分時間をきちんと持つこと(休ませる)も必要ですよ。
プライベートも充実させていきませんか。そうすれば仕事に向けるエネルギーもフルからバランス良く配分していこうとします。そうじゃないと、疲れ切って休みを楽しめないからね。
私は、いろんなことをやっていますが、スケジュール管理をして、一つ一つに期限をつけて、いつまでに仕上げると決めています。その中で余裕をもって、後回しにしたり、今日はこの辺で終了として、次へ回します。また、ほぼ毎日 運動する時間を取り入れたり、好きなことをする時間を持つようにしています。仕事と同じくらい大切な時間です。こうやって、リフレッシュしながら、また仕事にも丁寧に向かいます。
仕事ってね、自分の代わりは他にもいるのよ。自分がいなくても、世の中は回っていく。だったら、私だけの時間は私が大切にしましょう。
主人公に戻ってみる
相談いただきありがとうございます。
みんみさんのように真面目に一生懸命取り組む方が、損をしているように感じるのは、世の中の常と言えるかもしれません。
真面目で責任感の強い人ほど、仕事を任され、重荷を背負うことが多いものです。その一方で、肩の力を抜いている人々は、どこか気楽に見えることもありますよね。
仏教では「主人公」という言葉が、自分の人生を主体的に生きるという意味合いで用いられることがあります。この考え方は、「いつも人に合わせたり抑えたりしていると、一見人間関係は円滑でも、自分自身が苦しくなってしまいます。一番大切なのなのは、いつまでも本来の自分を見失わず、自分らしくある」ということです。
みんみさんが、周りの人の生き方の方が幸せで、今の自分が不幸せに思えているかもしれませんが、みんみさんが頑張りすぎることについてやめようと思っていても続けてしまうのは、みんみさん自身の奥底で頑張っている生き方を大切にしているし、まだ求めているように感じました。
みんみさんが「頑張りすぎてしまう自分」を手放せない背景には、自分が頑張ることで、認められた評価や生きがいがあるかもしれません。また、「自分はこれしかない」と思うことで、「頑張る」ことが自己価値の拠り所になっていませんか?
このような場合、「頑張り続ける」ことをやめるのは、かなりの勇気が必要ですし、今の環境を一変する必要も出てきます。
ここで、みんみさんの悩みを解決するの鍵は、「幸せとは何か」を問い直すことでのように感じます。
幸せは他人との比較ではなく、自分の内側から湧き出る感覚です。「自分らしく生きる」とは、無理をして誰かの期待に応えるのではなく、自分がどうありたいかを見つめ、心地よいバランスを取ることです。
まずは、みんみさん自身に以下の3つを問いかけてみてください。
・「自分は何をしているときに心から満たされるのか?」
・「頑張る以外に、自分を評価できる点はどこにあるのか?」
・「周囲の評価ではなく、自分が望む幸せとはどんなものか?」
「本当の自分」という主人公に戻り、「頑張ることが好きな自分」を肯定しつつ、時にはその役割を手放してみる選択も許してあげてほしいと思います。それが本当に自分らしい人生を築くための道になるはずです。
無理をせず、どうかご自身を大切にしてください。合掌。
貢献を分けましょう。
みんみ 様
相談ありがとうございます。
頑張りすぎる自分を許してみましょう。また頑張ってるなぁ〜って。
頑張って仕事をしていることは、それだけ貢献していることになります。目に見えないところでも、形にならなくても、褒められなくても、頑張り続けているのですから、疲れていますが、貢献し続けていることになるでしょう。
そんな自分を健気だと認めて許し、さらに凄いと少し褒めてみましょう。
そして,そんな沢山の貢献を他人に分けてみませんか?
どのようにしたら、仕事仲間と貢献を分けることができるのかは、考えてくださいね。上下関係や先輩後輩などあるかもしれませんが、同じ職場として、横の関係だと思って、あなたの貢献を分けてみてください。
ちょっと私の仕事、助けてくださいと手を挙げるのも方法のひとつです。自分の弱みをさらけ出すのも貢献を分ける方法になります。
あなたは充分に仕事をし貢献しているのですから、弱みを見せる自分も許しましょう。
あと、自分にも他者にも感謝を忘れずに。これも貢献になりますよ。
参考にしてください。
一礼