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なぜ人を傷つけるのか。

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有り難し有り難し 13

私は、なるべく人を傷つけないように生きています。それは、身内で大切な人で弱い人がいて、その人が自殺をしたからです。それから出来るだけ優しい言葉をかけたい、接したいと思っていました。
しかし最近、人から傷つけられることが多く、とても辛いです。やはり傷つけないようにというのは綺麗事なのでしょうか?
またわたしも人を少しは傷つけながら生きる方が楽なのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

努力すべきだが限界はあります

こんにちは、以前もご縁がありました。
また、お答えさせていただきます。

お身内で亡くなられた人がおられたのですね。先ずはお悔やみ申し上げます。
お苦しいでしょう。お察しします。

「人を傷つけないように生き」るということは、大切なことだと思います。
私も、なるべく丁寧な言葉遣いや、相手の立場や心を察するように心がけてはいます。あなたも同様かと思います。

「人から傷つけられることが多く、とても辛い」とのこと。
最近、何かお辛いことがあったのでしょう、そのお気持ちを察します。

傷つけるということは、自分と相手があって起こることです。
自分が意図している場合、意図していない場合。
相手が意図している場合、意図していない場合。
つまり、四通りの組み合わせです。
そこに、言葉の選び方、受け止め方、表情の表し方、受け止め方等々を加えるとバリエーションは無限にあります。

自分が傷つける意図がなく、相手も意図がないのに、顔の様子が険しい表情と受け止められたが為に、相手が不愉快になったということもありえましょう。

このように考えると、人間はある程度努力は出来るが、限界は必ずあるということが現実だと思います。

今までどおり、あなたは優しい言葉で接してください。そして、ある程度コミュニケーションとして改善が必要だと思うことは改善していきましょう(これは私も同様です)。それでも、上手くいかなかったときは、仕方が無かったとあきらめればよいと思います。

応援しています

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

釋 悠水様

ご回答ありがとうございます。
これからもなるべくと接するときは優しい言葉を使いたいと思います。
気をつけているつもりでも、自分もいつの間にか他人を傷つけているかもしれない。とも思いながら、コミュニケーションを改善をしていきたいと思い ます。
ありがとうございます。

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