薄れない嫉妬心
私にはひどく嫉妬している人がいます。
妬む気持ちが強すぎて、その人の言動が常に気になり、今どんな状態なのかSNS等を把握しないと気がすまなくなりました。
自分が何かをはじめようとしても、その人と比べてしまい、何もやりたくなくなるし嫉妬心も強まります。
その人が好きというだけで、曲も聞こうとしなくなりました。
その人の名前に近い文字を見ると無意識にその人を想像してしまい、頭から離れません。
馬鹿みたいに執着してしまっているようで困っています。
今まで、人に嫉妬することはあれど、ここまで酷いケースはなかったので対処法がわからず毎日苦しいです。
その人に囚われている間は、自分の人生を生きていないように感じます。
どうすれば解放されるのでしょう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
本当に大切なことは何ですか
拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちよくわかります。あなたのお気持ちをこころよりお察しします。
あなたはその方に何ゆえにそれほど気になり嫉妬したり執着してしまったりするのは詳細にはわかりませんが、よほどあなたのこころの中に引っかかりになることがあるのでしょうね。
とはいえそれはあなたのこころの中にできた妄想や幻覚です。あなたはあなた自身のこころの中に自分で作ってしまった幻想に執着してしまい、牢屋にいる囚人のようになってしまっているのです。
それはあなた自身が好んでそうしているのではないとは思いますけれども磁石のように引きずり込まれてしまっているのでしょうね。そういうことはあるものです。
とはいえ生きていくには厄介ですからやはり気持ちの面で切り替えることが必要です。
よくよく考えてみて下さい、あなたとその方はほんの僅かにご縁があったので通りすがりの方々と実はそれほど変わりはないのです。
おそらくこれから何年か後には自ずとその方とはご縁が離れているでしょうし、もしかしたら全く縁もゆかりもなくなっている可能性が高いです。
たぶん何年か経ってからたまに思い出した時にはあの時は何であんなにとらわれていたのだろか、何であんな風にこだわっていたんだろうと思うことでしょう。その時には既につき物が取れたような気持ちになっていると思います。
今は気になりますでしょうけれども少しずつその方のことを忘れていきましょう、あなたにとってその方は大切な方ですか?絶対に必要な方ですか?たぶんそうではないと思います。
ですから少しずつ軽く流していきましょう。あなたにとって大事なことは本当はもっと沢山あるでしょうからね。
あなたの人生はこれからもっと沢山の方々大切な方々がありますでしょうからね。
あなたがこれからとらわれることなくこころおおらかに成長なさっていかれますようにと切に祈っております。