罪と未来への向き合い方
結婚3年目、間もなく子供が生まれます。
過去の行いを悔やんでいる事・私は幸せになっていいのか?と日々悩んでいます。
私の罪は、学生の頃のふしだらな行い(浮気・不倫・身体だけの関係)をしてしまった事です。相手の心や生き方に傷をつけたと悔やみきれず、二度とこんな事をしないと反省しています。
今の夫と出会った頃には、相手方とは連絡を断ち、交際中・現在も夫に対する不貞は有りません。家族の為にも絶対に裏切らないと決心しています。
しかし、以下2つの事が四六時中頭から離れません。
①罪への正しい向き合い方
罪について、私は夫に話していません。夫に嫌われる不安。打ち明ければ私は楽になりますが、夫はこの先悩み傷つく。夫を悲しませるよりも、経験から学び夫を幸せにしたいと思い、墓場まで持っていく事にしました。
しかし、これは本当に正しい選択だったのか。私は逃げているだけでは、と葛藤しています。
②未来への不安
いつか罪について暴かれるのではないか。もしその際は正直に夫に話し、相手も含め出来る限りの謝罪をしようと思っています。しかし、本音を言えば家族と幸せになりたい。でもそれは許されないのではないか。罪が明るみに出る事を恐れ、安心した日々が送れないです。
いずれも自分が犯した罪によるもの。相手を傷つけたくせに幸せになりたいと思うのも、とんでもない。せめて同じ事を繰り返さないように…
そう思いながらも、怯える生活から、少しでも家族との幸せに目を向けたい。
私のこれからの生き方に、アドバイスを下さい。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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過ちを含めて愛される可能性
こんにちは、初めまして。
ご自身の過去についてお悩みですね。
お辛い様子が文面から伝わってきます。
お答えする前提として、気になる部分をお話しておきます。
「いつか罪について暴かれるのではないか」というのは、「不倫」に関わることではないかと想像します。これは学生の時だったと書かれていますが、身近な誰か、或いは会社、地域の関係から露見する可能性が一定程度あるのでしょうか。露見することの可能性は、「墓場まで持っていく事」の可不可に関わることなので。
また、ご主人の人柄も分かりません。
「不倫」に潔癖な考え方なのか、それとも柔軟であるのかは大切な要素です。「夫に嫌われる不安」と書いておられるので、前者に近いでしょうか。ただ、交際中も、結婚後もそのような関係は無いようなので、根本的に果たしてそこまで責められるかどうかは分かりません。
以上の点が分からないため、この回答はあなたに考えるきっかけとして読んで頂ければと思います。
藤沢修平さんの短編で「うぐいす」という作品があります。
おすぎさんという、とてもおしゃべり好きの奥さんがいました。しかし、長い立ち話の為に火元が疎かになり、幼いわが子を火災で亡くしてしまいます。その日から、旦那さんは荒れていきました。そして、おすぎさんもまた軌を一にして、肩を落とし誰とも会話を交わさなくなってしまったのです。
しかし、年月が過ぎ、生活にも色んな変化が訪れます。旦那さんが認められて棟梁になりました。全く家に帰ってこなかった旦那さんも、少しづつ家で過ごすようになり、会話が生まれてきます。そして、春を迎えつつあったある日「もう一度やり直そう」と奥さんへ声を掛けます。その瞬間、心の奥底から生きる喜びが湧き上がってきたおすぎさんは、少しづつかつての姿を取り戻していく、というお話です。
人間は、時に大きな過ちをするものです。
過ちを気にしない、忘れることが出来る人なら、そもそも今問題になっていないでしょう。
上記の作品では、結婚中の過ちですが、あなたは結婚前の話です。
過ちを独りで抱えていくのは、もう難しくなっていませんか。
過ちを含めて認めてもらう、愛してもらうという道はないのでしょうか。
「許されない」、「幸せになっていいのか」とお尋ねです。
一番に許して欲しいのは、幸せになろうと言って欲しいのはご主人ではありませんか。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
いただいた中で、不倫について相手は二度と会うことがない遠方に居ます。共通の知り合いもおらず、何をしてるのか状況も互いに知る術は有りません。
そして夫は、状況によるものの潔癖な考えだと思われます。
情報が足らず申し訳ありません。
過去を含めて、夫から許され幸せになろうと言われることが、一番の救いの言葉かも知れません…行動に移す勇気は直ぐには持てませんが気付けました。ありがとうございます。