昔の嘘について
いつもお世話になっております。
大学3年です。
中学生の頃の話です。
当時、いわゆる「歌い手」が好きだった私は、同級生によく「ライブに行った」「前の方の席だった」などと嘘をついていました。
今となって、なぜそんなことをしたのだろうと後悔する毎日です。
おそらく、当時の私は同級生より優位にたちたいと言う思いがあり、金銭的な関係でなかなか行けないライブに行ったと嘘をつくことで、それを満たしていたのだと思います。
今となり、非常に後悔しています。
中学の頃の同級生の連絡先は知っていますが、連絡をとるつもりがない(長らく連絡をしておらず、こちらから連絡しようとも思いません)ことが唯一の救いです。
どうすればいいでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心から懺悔なさって下さい
拝読させて頂きました。
あなたのお気持ち心よりお察しします。あなたがそう思ってしまっていたことはなんとなくわかるように感じますからね。あなたは何らかの理由で人より優位に立ちたかったのかもしれません。あなたがそう思ってしまうのももっともかと思います。
おそらくですけれどもあなたついていた嘘は周りの人達はお気づきなさっておられたのだと思います。本当か嘘かわからないところかもしれませんがうすうすは勘づいていたのかと思います。ですがあなたは一生懸命に自分を守るために必死になって嘘をつき続けていたのかもしれません。
あなたが言ってしまった嘘を心から仏様や神様やあなたのご先祖様にありのまま告白なさって下さい、心から懺悔なさって下さいね。そして心から仏様や神様やご先祖様に謝りましょう。二度とその様な嘘やあやまちを犯さない様にお誓いなさって下さい。
あなたね思いや謝罪や誓いを仏様や神様やご先祖様は優しく受け止めて下さいます、あなたに寄り添いお許しなさって下さいます。
どうかご安心なさって下さい、あなたを許してあげて下さい。
あなたがこれからの未来をうそいつわりなく正しく生きることできます様に、皆様とお互いのことを受け止めて健やかに生きることできます様切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
物事の善悪を判断できる心が育った「成長の証」と自分を認める
お悩み拝読いたしました。
大学生活を送る中で、ふと中学生の頃の過ちを思い出し、今もなお心を痛めていらっしゃるのですね。
誰しも、人間関係の中で
「少しでも自分に注目してもらいたい」
「優位に立ちたい」
と願う気持ち、いわゆる自己承認欲求を持っています 。
私たちは一人では生きていけず、常に誰かとの関わりの中で生かされているため、注目を求めるのはごく自然な、根源的な心の働きなのです 。
多感な中学生時代なら、なおのことでしょう。
あなたがその嘘を今でも後悔し、悩んでいるという事実。
それは、決して恥ずべきことではありません。
むしろ、この5、6年の間にあなたが様々な経験を積み、物事の善悪を判断できる豊かな心が育った「成長の証」に他なりません 。
過去の過ちをきちんと良くないことだったと認識し、反省できるようになったご自身を、まずは認めてあげてください 。
その上で、ご友人とのことですが、わざわざ今から連絡を取って謝罪する必要はないと私は考えます 。
もし、同窓会や街中で偶然再会する機会があったなら、その時に
「あの頃、少し見栄を張りたくて、実は嘘をついてしまっていたんだ。もし嫌な思いをさせていたら、ごめんね」
と、正直に打ち明けてみてはいかがでしょうか 。
私自身、何年も経った同窓会の席で、友人から「昔いじめてしまってごめん」と謝られたことがあります 。
正直なところ、私自身は深く覚えてはいませんでしたが、相手がずっとそのことを心に留め、勇気を出して伝えてくれたという事実が、許す許さないという次元ではなく、ただただ嬉しかったのです 。
あなたのご友人も、おそらく当時のことを覚えていないか、気にしていないでしょう 。
それでも、あなたが勇気を出して誠実に打ち明ければ、その気持ちをきっと温かく受け止めてくれるはずです。
その一言で、長年あなたを苦しめてきた後悔の念は軽くなり、そこからより良い関係が築けるかもしれません 。
昔のことを忘れずにいられる誠実なあなたです。
その心は、必ず相手に伝わります。
どうぞ、安心して前を向いてお過ごしください。
合掌
質問者からのお礼
皆様ありがとうございます。
参考にさせていただきます。