ぶり返したコンプレックス
毎度ながらお世話になっております。
どうすることもできない様なコンプレックスについての質問です。
僕は身長が167cmでして、そのことを10代の終わり頃までとてもコンプレックスとして気にしていたのですが、時間が経つにつれて然程気にならなくなっていました。
しかし何故かこの頃、再び自分の身長に対して強い劣等感を覚え始めました。何がきっかけで再発したのかも定かではないのですが、ここ1ヶ月くらいは「せめて170cmあればな…」みたいなことを毎日考えています。
正直こんなことで毎日悩みながら過ごしている自分が馬鹿馬鹿しいです。単に自意識過剰になっているだけなのだとも思います。
別にこの身長であるが故に馬鹿にされた事も、貶された事もほとんど無かったですし、あっても取るに足らないような出来事でした。
小柄な人特有の幼く見られるという経験も一切なく、寧ろ落ち着いた人間に見えるようで、実年齢よりも一回りくらい上に見られます。
頭では気にし過ぎていると分かっていますし、僕の身長が何センチあるかなんて気にしているのも僕ぐらいなものだという事も理解しています。
そう思っているつもりなんですが、どう自分に言い聞かしてみても、どうにも身長の事が気になるのです。
他人と自分を比べてしまい、どうしても羨んでしまいます。人間の魅力は容姿のみでは語れないはずですが、やはり頭で分かっていても心には嫉妬心が芽生えてしまいます。努力して改善できるものならよいのですが、今更身長が伸びる訳もありません。
少し心が挫けてしまっています。無いものを羨むよりも、与えられたもので自分を磨いていくというスタイルの方が健全で素敵だとも思うのですが、今後も今回のように努力では変えられないようなコンプレックスに悩まされてしまう事もあるのだろうなと考えてしまうと、とてもぐったりとした気分になってしまいます。
この様な事態に陥った時の対処法や思考法がございましたら、何卒ご教授お願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
悩みは永遠に。
今より、さらに深い悩みが発生するれば、今の悩みは即消滅します。
でもそんなことをしていたら、いつまでたったも問題は解決しません。
コンプレックスは、自分で作り、自分を苦しめるものです。
仮に170㎝になっても、さらに175㎝あれば・・・となるでしょう。
今の自分に自信を持ってください。
あなたを必要としている人もいるのです。
塩は甘みを引き立てる
おはようございます。
前回もご縁ありましたね。いかがお過ごしですか。
いろいろな思いが胸中を交錯するでしょう。
その過程が詳細に書かれてあり、お考えのほどが伝わってきます。
ハリーポッターのダニエル・ラドクリフさんや、かの有名なトム・クルーズさんも低身長がコンプレックスだと聞きました。しかし、両者とも押しも押されぬ世界のトップスターです。
すいかに塩振るのは、その本来の甘みを引き出す為だそうです。
おしるこに塩を入れるのも、甘みをいっそう高める為と聞きます。
あなたのコンプレックスは、そのコンプレックスを含めて認めてくれる喜びへのきっかけではありませんか。また、成功した時の喜びを一層強める働きを持っているのではないでしょうか。
これからの人生で、塩のみを舐めて辛いと思うこともあるかもしれません。
しかし、甘みと合わさったとき、それは至高の味わいをあなたにもたらすでしょう。
ご参考になれば
質問者からのお礼
釋 悠水様
前回に引き続きご回答ありがとうございます。
コンプレックスが引き立たせてくれる何かがあるという考え方は、全く僕の中にはなかったものでした。
僕という人間には165cmでは低すぎるし、170cmでは高過ぎる。自分には167cmというこの身体が必要なのだと思えるようになりました。
ありがとうございました。
鈴木 海祥様
ご回答ありがとうございました。
悩んでも一日、開き直っても一日なら、自分の思うよに今日という日を生きてみようと思えました。
ありがとうございました。