hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

何のために生きるかわかりません

回答数回答 2
有り難し有り難し 35

看護師として働いていましたが、パワハラにあい、適応障害から鬱になり希死念慮があり、休職してから半年が経ちました。
今このような世界になり、看護師が必要とされている中、同期はどんどんと先に進んでいるのに、自分はなにもできていない。
親からも今回の失敗で失望され、自殺したくなったら言ってほしいと言われたため自殺したいと話をしたら、「お前は親を脅してどうしたいんだ。」と言われ、相談も出来なくなりました。
家に居場所はなく、社会的な居場所もない。だからといって復職するのは怖いし辛い。
踏ん切りもつかず、ただ立ち止まっている私は何のために生きているのですか?親、兄弟さえ敵に思えてしまい、誰にも本当の気持ちを伝えられない。私に自殺して欲しくないのは世間体としか思えない親の発言の数々に、もはや復讐で死んでやろうかとも思います。
そんなことを考える自分は醜いし、こんなところで立ち止まっている自分も情けない。
しんどいという言葉以外見つからないです。
まだ、20代なんだからと言われますが、この先何十年生きていくのも嫌です。
読みにくい文章で申し訳ないです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

勇気をもってハスノハに相談して下さり、ありがとうございます。

あなたが今立ち止まっているのは、あなたの責任ではないです。パワハラに遇うという事は、あなたに非はありません。パワハラ自体が許されないことで、普通の職場であれば何ら問題なかった事です。
今復職するのは怖いし辛いと言うのもよく分かります。今の医療の現場を見ていると、相当強い精神力を持っていたとしても厳しすぎる労働環境だと思います。実際に今身体を壊している医療従事者もいると聞きます。現場の最前線で頑張っている人は確かにすごいと思います。尊敬もします。ですが、そういう生き方のみが正解で、そう生きなければいけないのか?というと違うと思います。どのような人も厳粛な命を生きていると仏様は言います。過労やストレスで死んで行く人もいる。それもまた悲しい事だと思うのです。
あなたも、今無意識にでも自分を守るために、職場に復帰せずに待っていると思うのです。踏ん切りがつかないのも自然なことです。
あなたの文章を読んで心が張り裂けそうになったのは親御さんの言葉です。あなたは、親が受け入れてくれると思って辛いと言ったのに「脅すようなことを」と言われた。さらに、家に居場所がないと感じておられる。辛いですね。親もまた選べません。子供が辛い思いをし、精神的にもまいっていたら、心ゆくまで安心してゆっくりしなさい、元気を取り戻したら、またゆっくり次を考えて良いと言うのが、理想的な親だと思います。ただ、残念ながら、そういう親ばかりではありません。でも本来そうあるべきだと思うのです。
仏教では、人は縁に遇えばどんな行いもしてしまう、どんな病気にもなると言います。思い通りにならない存在だと説きます。元気で社会で成功する生き方だけに価値があるのではない。色々なことがあって、今、不安だと思います。でもあなたはここまで生きてきた。その自分を褒めて欲しいです。社会の目とか、周りの人がどこまで進んでいるとか、気にしないで良いです。
今は、安心してゆっくりしてください、元気を取り戻したら、またゆっくり次を考えていきましょう。焦らないで下さい。立ち止まっていることを情けなく感じるのはなぜでしょう?何が今一番つらいことは何ですか?もう少し聴かせて頂きたいです。一人で悩まずにカウンセラー、医療機関にも相談してください。誰かと一緒に悩みましょう。必ず、あなたの気持ちに寄り添ってくれる人がいます。蓮の葉にもいつでも連絡ください。

{{count}}
有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。...
このお坊さんを応援する

睡眠や休息も重要な意味を持ってます。

おはようございます。

質問文拝見しました。
しんどい。
怖くて辛い。
家にも社会にも居場所がない。
と感じてしまう。

情けなくて、辛いかもしれないけれど、えりか様は間違ってはいないですよ。
復讐を理由にして命をたつことが醜いことをちゃんと理解されてる。

えりか様は間違ってはいないですよ。
ただ、辛い将来しかみえないなら、2つだけ、私にお話させてください。

ひとつは、今立ち止まっていることは情けないことではないのでその視点は変えてください。
身体であれ心であれ、傷ついた状態の時は立ち止まる方が正解です。

回復せずに進むことは無理することであり、傷が深くなるリスクが高いです。
だから、今は回復。

もうひとつは、社会的な居場所。
よければ、このハスノハを居場所にしてください。
私は福祉の業界で働いていましたが、悪い場所じゃないと思います。
回復後にお仕事を考えるなら、介護や保育の場も選択肢のひとつに考えていただけるとありがたいです。

しんどいときは生きる意味が見えにくいです。
生きる意味として感じることも年代とともに変化します。
生きる意味は回復してから結論をだしても遅くないです。
生きてく中や成長にはトレーニングばかりでなく、睡眠や休息も必要です。

まずは心に健やかさを取り戻せることを念じてます。

{{count}}
有り難し
おきもち

泰庵  一法
「変えるべきは自身ではなく歩む方向」「時間とお金の使い方」「向きが変われば...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ