hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

親の世話はしたいが限界があります

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

私の母親は今認知症です。認知症になる前から、性格的には自己中心的で自分の思いを押し付けてくるところがありました。

いろいろ、親をを思ってやったこともその時はは感謝している様な事を言いますが、何か気に食わないことがあると全てなかったことにされ、自分がいかに大切にされていないかという事を、延々と言われ続けます。

家に呼んであげると、その時は上機嫌ですが、度を越えて何度も来ようとするので流石に断ると烈火のごとく文句を言われます。

最近は、さすがに認知症が進行し独居の為寂しさを強く訴えるようになりました。もちろん、私も仕事の合間や休みを利用して通ってはいますが、こちらの事情などお構いなしに電話があり、一人では過ごせないと主張します。ただ、行ったところで「死にたい」と言われ続けるだけです。散歩や買い物に誘っても行こうとしません。

話し相手、話を聞いてくれる相手がいるだけで良いという思いは分かります
しかし、行ったら最後帰ることが出来ません。仕事だから、用事があるからと言っても帰らせてくれず、無理やり帰ろうとすると追いかけてきます。

こんな状態なので、私も行く際はある程度の予定の調整をしていかざるを得なく、行く回数も減ってしまうので文句を言われ続けるという悪循環になっています。

今まで外で仕事をしていたのに、認知症とコロナの影響で退職する事になり、認知症の進行で自動車も処分したので喪失感がある事は分かるのですが、このまま母の思い通りの対応は私も続けることが出来ず、なかなかつらいです。

感謝はしていますし、ひどいことを言われても今に始まったことではないので良いのですが最近度が過ぎる気がして、生活や仕事に影響が出ています。

全て応えようとすると、無理が出てきたので、電話越しの母はかわいそうですが、最近は出来る範囲を限定するようにしています。

このやり方しか、私自身と私の家族を守れそうにないのですが間違っているのでしょうか?頼って当然、必要な時にすぐに駆け付けないとダメと思われているのがそもそも無理です。そんな今日もまた、着信が100件以上あります。。つらいです


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今のやり方では限界かと

ご質問拝読いたしました。
御苦労されていますね。
お母さまの痴呆は、
だいぶ進行しているように
思えます。
痴呆が進行してまいりますと、
性格が変容することも
ございます。
愚僧は一応、
ソーシャルワーカー、
精神科SWです。
ご自身のご家庭もあり、
お母さまの面倒をみるのは、
ご無理かと思います。

時に四六時中ケアが
必要になります。
要は目が離せないと
いうことですね。

お仕事をして、
ご家庭があって、
お母さまの面倒を
みるのはかなり困難かと。
認知度の検査を受けて
くださいませ。
並行して、
お住まいの地区の
地域包括支援センターか
市町村の福祉課に
連絡を取られて、
母の認知度が進んで、
困っている。
とご相談ください。

認知度によって受けられる
サービスは変わりますが、
入所施設が無難かと、
考えます。

人はいろいろな縁に
よって生かされています。
親の恩はもちろん有難い、
感謝してもしきれない
ものでございます。
しかし、
万が一、共倒れしたとしたら、
真我のお母さまは
決してお望みではないかと、
思います。

真我のお母さまは、
自分を犠牲にしてでも、
最愛の息子の幸せを
望むように思いますが、
いかがでしょうか。

落ち着いて冷静になり
情に流されること無く、
どうしたら円滑、円満に
対応できるのか、
お考えくださいませ。

皆さまのご多幸を祈ります。

{{count}}
有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがたいお言葉をありがとうございます。共倒れしてしまうと、サポートもできませんので、自身を保つ様心がけます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ