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突然死にたくなります

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カテゴリ違いでしたらすみません。

1人になったとき、特に夜寝る前ふとした瞬間に死にたいなと思ってしまいます。

家族といるときや、1人でも日中は死にたいと思うことはありません。よく笑いますし、冗談も言います。自分で言うのもですが、明るいと思います。
ですが、ここ数日急に死にたいという感情が夜寝る前にどこからか湧いてきます。
と、同時に泣きたくなったり実際に泣いたりしてしまいます。
ですが、死にたい理由としては明確なものはありません。実際に死ぬこともおそらく無いのではと思います。

自分の今置かれている環境としては、私は就活生です。コロナの影響でほぼ就活は進んでいません。内定もありません。自分で動けてもいません。
アルバイト先も休業になってしまいありません。
家を出る機会がなく生活習慣も悪くなっていると思います…
そして、半同棲中の彼氏が居ります。2年以上付き合っています。今までの彼氏とは違って今の相手に私を好きなのかな?なんていう様な不安を抱く機会はほぼ今までありませんでした。ですが、ここ最近そのような不安や、別れようかなんて考えるようになってしまいました。別れたい理由も正直曖昧です。相手が急に変わったなんてことは無いです。自分の心境の変化です。

何か漠然な不安が自分を押し潰してしまいそうで、死にたくなってしまうのでしょうか?

解決策なんてあるのでしょうか。

本当に辛い思いをしてる人が考えてしまう死を、特に理由もなく考えてしまっている自分が嫌です。また、夜眠れないのも辛いです。

この死にたいという感情や不安を解消する方法なんてあるのでしょうか…?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大切な心を惑わされずに。

初めまして、お早う御座います。

今、困難と言う見えない嵐により、今まで当たり前だと思っていた全てが違うんだよ!と言う大切な気付きを沢山、私たちに教えてくれています。失った事、そして制限ある環境などよりも、得た事の方は大きいと私は思っています。

私には、大きな十字架が背に二つ御座います。病気により空高く舞った妻と、私が絶望に嘆きながら過去に生きて自分を見失っていた時に、救い出そうと見返りない愛情で包んでくれていた震災で失った彼女です。次々に襲う呆れるほどの困難。それらに負けた事もあります。自分自身も見失いかけ、命を絶った事もあります。どうして自分ばかりが!と、神も仏もいないのか・・と嘆き、何で生まれて来たのか・・どうして生き返ったのか・・とより苦しんだ事もありました。そんな苦しい中で、必死に出口を求め這い上がろうとすれば、又・・どん底に突き落とされるを繰り返して、あれだけ憎んで恨んだ仏の弟子となりました。

生きる意味は、一人ひとりにあるのです。この身体には、沢山の命の繋がりがあります。何千年と言う長い年月を必死に、時に困難の嵐を潜り抜いて来た先人方やご先祖さまが生き抜いた証でもあり、父母の願いや想いがさらに重なって、宝くじが当たる何百倍と言う奇跡の命なのです。その先人方が私に託したように、私たちも未来に託す役目があり、一人ずつの課題があるからこの瞬間を生きているのです。

震災で失った彼女が、私たちは過去でもない、訪れていない未来の出来事をふと思ったり考えるから・・それらが不安や心配になってしまう。その未来でもない、この二度とない瞬間を自分らしく生きて欲しいの・・そう、私に問いかけてくれました。起きていない出来事を考えて、不安になり大切な心を惑わされたり奪われるより、与えて頂いた環境や側に居てくれる彼との時間をあなたらしく、大切に過ごして見ませんか?窮屈になった心を時々、解放して上げて辛い時だからこそ、素敵な笑顔で不平や不満より・・ありがとうを徐々に増やして見ませんか?きっと善き事が訪れてくれます。この困難も、時が留まらなく動いているのと同じで動き出します。ジタバタすれば時だけが過ぎてしまうのです。嵐が過ぎ去るのを立ち止まって人生と言う冒険旅行を新たに描いて見てください。人生も運命も自分自身もいくらでも変えられるのです。思考や視野を変えて見ませんか?

合掌

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生きること死ぬこと

拝読させて頂きました。
私達はいつも生きること、死ぬことの間で生きています。ですからあなたがそう思うのも自然なことなんですよ。安心してください。
あなたが寝ている家の天井の上には空があり、あまたの星があなたに降り注いでいます。
あなたが今生きているところでもこの5月のあたたかい日の光があなたの身に降り注いでいます。そして無限に思えるようなあまたの生命があなたをいつもいつも休みなく恵み育んでくれています。
そのような中であなたは日々ご自分の人生を生きていき、いろいろな方々とのご縁の中で生活して、そして天寿を全うしていくのです。

当たり前のことの様に生きている中でも様々な出会いや発見があるものです。
コロナウイルス感染症の流行している中でも新緑が伸びていき花々が咲いて生きています。

あなたも沢山の人々やものごとに囲まれてこれからも成長していくのですからね。
どうか安心してご自分のことや周りの方とのご縁を大切になさり、健康管理して心身ともに健やかに生きていきましょうね。
あなたをこころから応援しています。

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