恋人に前向きになってほしい
こんにちは。初めてこちらに投稿します。よろしくお願いします。
現在、私には恋人がいます。年下の大学生です。彼はもうすぐ卒業なので、仕事を探しているのですが、どうも自分に自信が持てず、就活も上手くいっていないようです。
自分は勉強ができない、能力がない、自分には何ができるのか、どんな仕事をしたいのか分からない……
もともと彼は考えすぎるきらいがあります。そしてそれが原因でストレスが溜まり、気持ちが沈んでしまうということも度々あります。
ですが、就活時期の学生の多くは、このように悩むことが多いのではないでしょうか。私も同じような経験があります。
これらのことを彼にも話し、あなただけの問題じゃない、自信を持って、大丈夫だよ、と言ったのですが、やっぱり自信がないと言います。
実は私も自分に自信が全くありませんが、楽観的な思考でもあるため、彼のように落ち込むことは少ないです。このことも彼に話しました。
たしかに自信を持てと言われても、そう簡単に持てるわけではありません。それでも、彼にはどうにか前向きになってほしいと思うのです。
彼にどのような言葉をかけてあげればいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ポジティブがよいといわれますが
私はあなたの質問に対する答えは坊さんより心理学の専門家の方が得意な分野じゃないかと思います。youtubeでは、樺沢紫苑先生という精神科医さんか、ラッキーさんという心理カウンセラーさんの動画をお勧めしたいです。さすが専門家なのですごく響くことをおっしゃっています。
私自身の考え方を申せば、働く意欲とか社会に出ていこうという意識などをお持ちの方なら、その方の性格的特徴を特長できるような仕事に就かれるのがよいと思います。もって生まれた性質はその人固有のものですから簡単に変えられるとは思えませんから、それを善用するのが合理的でしょう。亡くなった野村克也さんは根暗でネガティブ思考だったそうです。その性格を活かして先回りして危機に備えてきたのでプロ野球の世界で大成功なさったのでしょう。自信が持てないことを善用できるような、転ばぬ先の杖をどう準備するか、自信がないからこそ備えを万全に、という発想ですね。
お釈迦様は対機説法といって、教えを聞く人の性格など状況によってお説きになる内容や表現の仕方を自在に変えて説法なさいました。物覚えに悪い人には簡単な言葉を復唱させ続ける。するとその短い言葉からその人が深い真理をみずから覚る。子供を亡くしたお母さんには、多くの家庭を訪ね歩かせて死者が出なかった家がないことを知らせ、それを足掛かりにして修行させ覚りに導くなどです。
その人の持っているものや性格的特長を最大限に引き出す工夫をしてみてください。