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感情が強すぎます

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

10年以上思い出しては泣いてしまうようなことがあります。
そこに縛られていても仕方ないし、忘れて前に進みたいのですが毎晩のように涙があふれ出てきます。

そして、今までは悲しみの方が強かったのですがさいきんは、怒りに変わり始めて、今まで体験したことないようなレベルの怒りの感情が溢れ出てきておさえ切れません

どうしたらいいですか


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怒りも使い方による

拝見いたしました。

少し遠回りしてお話しします。
議論する際の注意点で『時制に注意しろ』というものがあります。
「あの時はこうだったから〜」
という過去の話は批判の応酬で、負けを認めない限り終わらない。
「〇〇は〜〜だと思います」
という現在の話は価値の判断で、人それぞれに答えがある。
「次はどうしたらいいか」
という未来の話は選択肢の話で、どれか定めれば次の一歩が見つかる。
こんなお話があるんです。

さて、これが相談とどんな関係しているのか。
それは、自分の中で過去と現在の話をしていると変わることはできない、ということです。
未来の話をしなければ、自分を変えることはできません。
怒っていても、悲しんでいても、どんな感情でも関係ありません。
今の心情をもとに、自分はどんな未来を描きたいのか?を考えてみてください。
「怒りを生んだ人を見返すために成り上がってやる」
「同じように理不尽な出来事にあった人たちを助けたい」
様々な方向性があると思います。
まずその道を手探りでもいいので手を出してみてください。
怒りは理不尽さから生まれるとも言います。
コントロールできるものから始めると、怒りは自然とやる気に変わっていきます。

怒りはエネルギーです。
そのエネルギーを持って自分の道を歩めることを祈っております。

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