過去の経験から、卑屈になってしまう
以前にもご相談させて頂きました。
似かよった内容になるかもしれません、申し訳ありません。
過去の嫌な記憶について思い悩むことが多々あるのですが、その中でも大学時代に友人が出来なかったことに対して、未だに恥ずかしいや惨めといった感情を持っており、思い出すたびに落ち込んでしまいます。
情けなくて、誰にも打ちあけることができません。
原因は色々あると思います。
元々人と接することが苦手なこと、当初は何人かに話し掛けはしたけれど空回りして上手くいかず、怖気付いてしまったこと、サークルや部活に真摯に取り組めば良かったがそれもしなかったこと…
結局友人は4年間出来ずじまいでしたが、当時の恋人と過ごしたり、バイトに明け暮れることで、何とか卒業はしました。
当時も辛かったですが、今の方が辛いような気すらします。
学生時代の話をしたり、青春物の作品を見ると、動悸がします。
こんな黒歴史になるなら、当時我慢せずに退学すれば良かったのにと思ってしまいます。
ひとりの友人も出来ないなんて、どうしても欠陥品だと思っています。
妹にも、友達がいないなんて恥ずかしい、将来お姉ちゃんの子どもに産まれてくる子がかわいそうと言われました(妹も精神的に辛い時期だったので、極端に棘のある言葉だとは理解していますし、悲しかったですが、怒ってはいません)
こんな過去すらなければ、もっと自分に自信を持てたのでは無いかと
今私の周りにいてくれる人達も、本当の私を知ったら離れていくのでは無いかと
こんなにも思い悩むきっかけになったのは結婚式の準備かもしれません。
元々友人が少ないので前向きでは無かったのですが、改めて大学の友人が0で呼べないことに対して、結婚式どころか、自分の人生に嫌気が差してしまいました。義理の母に、こちらは親族が少ないから、友達たくさん呼んでねと言われましたが、呼べるわけもなく
表面上は明るく振る舞うことができるようになったので、義理の母も私が友達少ないとは思っていないと思います
それでも結婚式さえ乗り越えればと思っていましたが、コロナウイルスの影響で延期になり、持ち越しになってしまいました
出産を控えているので、いつになるか分かりません。
長くなってしまいました。
この大変なご時世に、このような取るに足らない相談申し訳ありません。
目を通して頂いて、ありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
焦らないで、あなたも成長しながら母になっていけばいいと思う。
取るに足らないとは思いませんよ。生きづらさというのは、人それぞれです。カウンセリングなどでも、その人の持つ固有の生きづらさについて考えて行きます。些細なように見えても本人にとっては、重要な問題ですよね。
自分も大学4年間友人が一人もできませんでした。いまだに中高大と電話できる友達が一人もいません。今考えると卑屈になっていたと思います。ただ、その反省があって、今は深く友達になる必要はないけど、少し話せる人がいたらいいかと思えるようになったり、前より人を大事にできるようになった気がしています。何年も経ってやっと、友人が少ない自分を受け入れることが出来るようになったというか、たった一人でも、自分の理解者がいればいいかな?と思えるようになりました。相談者様は、少なくとも旦那さんがいる。もしかしたらそれだけで十分なのかもしれない。妹さんの言葉はショックだと思いますが、真に受けなくて良いと思います。
過去が恥ずかしいという事なのですが、恥ずかしいのは過去にあった事、その事を思い出しているのは今ですよね。過去の自分と今の自分を分けて良いと思うんですよね。今のあなたは変わったはず。過去の事がフラッシュバックしても、今私は安全だし、彼氏もいると考えて下さい。過去の出来事と、今の自分を分離する。今のあなたなら友達が出来るかもしれない。チャンスを逃してきただけ。大丈夫です。
何故ダメなんだろうという事ばかり考えずに今頑張れている事、欠点がある自分かもしれないけど、周りに支えてくれる人がいて、結婚してくれる人がいる。その事に感謝する方向に目を向けてみませんか?僕の師は「自分が頑張った事を誇る・自慢する者になるよりも、頑張れている事に感謝できる者になりなさい」と言っていました。
私も性格が歪んでいると思って教育に携わるのが非常に怖いです。でも生徒が僕を育ててくれましたし、嫌われることもあるけど、何人かは孤独を知っている教員だからこそ信頼してくれているのかな?という生徒がいます。全員には好かれることは無理です。大事なのはあなたが何かを変えたいと思っている事。変りたい所は必ず変えていけます。成長しながら母になっていきましょう。
【参考図書】赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア、生きづらいでしたか、それでいいー自分を認めてラクになる対人関係入門(細川 貂々)心がつながるのが怖い 愛と自己防衛
質問者からのお礼
釈義行様
ご回答ありがとうございます。
とても心に染み入りました。
ずっと思い悩んでいたことを吐き出せて、それに対して真摯に向き合って下さったこと、本当に嬉しく思います。
気持ちがすっと楽になりました。
過去と今を分離する、今頑張れていることや、与えられた環境に感謝する、この気持ちさえ忘れなければ頑張れる気がします。
焦らずに、お腹の子の為にも成長できたらと思います。
思い悩んだ時は、これからも何回も読み返させていただきます。
本当にありがとうございました。